核戦争で荒廃した近未来のアメリカ。東海岸一帯に広がる唯一の都市メガシティ・ワンは、超高層ビル郡の中に多くの住民がひしめき、犯罪が多発していた。そんな崩壊寸前の街の治安を守るのが、警察機能と司法を兼ね備え、逮捕から判決、刑の執行までをも一手に引き受けるエリート司法官“ジャッジ”たちだった。
その中でも圧倒的な戦闘能力と不屈の意志でトップに君臨するジャッジがドレッド(カール・アーバン)だった。ある日、新米女性ジャッジ、アンダーソン(オリヴィア・サールビー)の適性判断を任されたドレッドは、彼女を試験代わりに殺人事件現場へと連れ出す。そこは、冷酷非情な女ギャング“ママ”とその一味が支配し、200階建てアパートメントの各フロアに無数の犯罪者であふれる究極の無法地帯だった。(allcinema)
影を潜めていた正義の番人、ジャッジ・ドレッド!
1995年にシルヴェスター・スタローンが演じた駄作と言われている映画【ジャッジ・ドレッド】、そのリメイク作がわりと評判が良いので観てみました。結論から言うと「これ面白かったよ!」
【ザ・レイド】の環境設定ともろカブりな『敵がわんさかいる高層ビルに閉じ込められて上階にいるボスのところまで戦って行く』設定に正義の番人な【ロボコップ】要素をプラスした感じ、と言うかこっちはもっと泥臭くてシンプル。
悪い奴・向かって来る奴は容赦なく殺す!結構淡々と殺すさまがやらなければ殺される無法地帯化した環境を物語っている。
最初は単に『ん?カッコ良さげに見えるだけの無意味スローモーション?』かなと思ったら『吸うと周りの景色がスローになるクスリ』の無理やりなこじ付け効果もあって、エグ描写も余すとこなく見せてくれるのも好印象。脂肪のついた腹に銃弾がめり込むとことかね。
ヨダレもん要素が満載!
ずっとヘルメットを取らない一貫した主人公キャラのドレッドや、音声認識で色々用途を変えられる銃、B級感漂うもっさいバイク、ジャッジ同士の対決、相棒のサイキックレディーももれなく可愛いです。
これだけのヨダレもん要素が多くて「この監督イイやん!ありがとう!」と思って調べてみたら、あの大統領狙撃事件を色々な人の視点から解き明かすサスペンス映画の良作【バンテージ・ポイント】の監督さんでした。名前はピート・トラヴィス。これからも期待しちゃう監督ですね。
でどうしても気になっちゃうのがあのドレッドの相棒のサイキック能力を持つ女性... 強気で可愛いのよ〜「タイプっ!」名前を調べたら、
いいと思います!映画での金髪似合ってたけど、黒髪もイイね!
ちなみに今作1番好きなシーンは女ボスのガトリングぶっ放すシーンかな、容赦ねぇーー!1995年の初代【ジャッジ・ドレッド】は無視してもらって、是非これは観て欲しい良作です。
まとめ
良かった点
- しっかりとした世界観とエグさの見せ方
- ジャッジという地味めなヒーロー( おれは結構好き! )
- ヨダレもん要素が詰め込まれている
悪かった点
- ジャッジがみんな同じ姿なので判別しにくい( 男性か女性かは分かる程度 )
- オチがわりとさり気なくて分かりづらい( ここだけ観直した )
評価:★★★★ 結構良かったぜ!ツボ何箇所も突かれた感じ。
[ 予告編 ] 映画『ジャッジ・ドレッド』予告編 - YouTube
【ロボコップ】と同じく次回作に期待大!
関連&オススメ作品!
これは結構引き込まれる映画ですよ、観ていない方は是非。
【ザ・レイド】
今まで観たアクション映画の中でもトップクラスだと思う!オススメ!
【ロボコップ】
こっちの方がだいぶスマートです、でも同じ匂いがしたな。
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