高度な知能を獲得した猿のシーザーが自由を求めて立ち上がり、仲間たちを率いて人類への反乱を起こしてから10年。猿たちは進化を加速させ、森の奥に文明的なコミュニティを築いて平和に暮らしていた。一方人類は、蔓延したウイルスによっておよそ90%が死滅し、わずかな生存者グループは、荒れ果てた都市の一角で身を潜めるように暮らしていた。
そんなある日、電力が底をつきかけた人間たちは、ダムの水力発電を利用しようと猿のテリトリーに足を踏み入れてしまい、一触即発の危機を招く。最悪の事態だけは避けたい平和主義のマルコムは、猿のリーダー、シーザーと接触し、次第に信頼関係を築いていく。やがて2人は猿対人類の全面戦争を回避すべく仲間たちの説得に力を尽くすのだったが…。(allcinema)
この時の続きというか感想になります。
ただ見ているしかない戦争の始まり!
猿の惑星のリブートシリーズの2作目【猿の惑星:新世紀 ライジング】を鑑賞!観たのは結構前だから断片的になっちゃうけど。
そもそもオリジナルの【猿の惑星】を昔ざっくりと片鱗だけ観たおれにとっては、CGバリバリの今回のリブートシリーズは1作目の【猿の惑星:創世記 ジェネシス】から結構しっくり来てて、出来のいい映画だなと!
前作は『猿の誕生&人間への敵対心の芽生え』だったのが今作はもろに『人間 対 猿』の話だから内容的には前作よりも断然濃かった!
映画は人間と猿の共存や対立・信頼や猜疑心とか色々ズレつつも入り混じって...
もどかしい!実にもどかしい!!
両側にマイナス分子というか不安分子や反対する者がいて、そう簡単に「ハイ、今から仲良くして行きましょう!」とは行かない。
「仲良くなれるチャンスもあるし両側とも争いは避けたいのは同じなんだから、互いに信じて想いの丈を正直に曝け出し歩み寄ればイイのに...」とは思うものの、そんなんでスムーズに仲良くなれるんだったら争いなんて起らんし、観客は端から彼らが衝突して行くのをただただ見ているしかないのだ。
自分がスクリーンの中に入って両者を説得したい衝動に駆られる!すぐ殺されそうだけど...
戦争のキッカケだったり展開の王道感は多々ありつつも、色々と盛り沢山で終始飽きずに観れた。今作は前作と監督が変わってマット・リーヴスが担当、あのリメイク版【モールス】やPOVモンスターパニック映画【クローバーフィールド/HAKAISHA】なんか撮ってる監督なんだけど、ちゃんと前作の流れや雰囲気を踏襲して発展させ見せてくれたのは嬉しい。
ただ見ているしかない感じと部族同士(今回は種族)の争いは若干、映画【アポカリプト】を思い出した。
でもスパイダーマンを筆頭とした『高層ビル&鉄骨シーン』は流行りなのか今作では取って付けたように感じた。「こういうシーンってハラハラするから好きっしょ?!」的な。猿だからハラハラ度は少ないんだけどね。
まとめ
良かった点
- 前作を踏襲しつつも発展し見所盛り沢山なとこ
- 見ているしかないエグめのもどかしさ
- シーザー役のアンディー・サーキスの演技
- 進化した猿が手話を用いながら話したりする新鮮さ&生活感
悪かった点
- 不安分子にあたるキャラがちょっと露骨過ぎ?
- 高層ビル&鉄骨シーンのドヤ感
評価:★★★★ 結構良かったぜ!前作から一気に観るのがおすすめ!
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【アポカリプト】
食べず嫌いじゃなくて『観ず嫌い』映画の傑作!!エグめ描写が好きならオススメ!
【猿の惑星】
オリジナル版が観たくなった。メイクとか画の質感が生々しい感じするな...
この映画嫌いじゃない!夢で見た事あるようなシチュエーションを映画にしてくれた。
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