高層マンションでの壮絶な死闘を生き延びたラマは、休む間もなく地元マフィアへの潜入捜査を命じられる。その地元マフィアは、ゴトウ率いる日本ヤクザと停戦協定を結び、街を分割支配していた。ラマの使命は、マフィアのボス、バングンに近づき、彼らと癒着している汚職警官を洗い出すこと。こうしてラマは、ユダという偽名で囚人になりすますと、まずは服役中のバングンの息子ウチョに接近する。やがてウチョの信頼を得たラマは、出所するとバングンの組織に迎えられる。
一方、なかなか父親に認められず不満を募らせるウチョは、新興ギャングのボス、ブジョにたらし込まれ、父の組織とヤクザの対立を煽るブジョの陰謀にまんまと利用されてしまう。やがて街の支配を巡って、すべての組織が入り乱れる壮絶な抗争が勃発、混沌状態の真っ只中で絶体絶命の窮地に立たされるラマだったが…。(allcinema)
レイド感は健在!&バリエーション多数!
ここ最近のアクション映画で『ガツン!と来た』インドネシアの作品【ザ・レイド 】の続編【ザ・レイド GOKUDO】を鑑賞。今回は主人公が地元マフィアに潜入捜査、そこに日本のヤクザも絡んで来るというヨダレもんのストーリー。
観るなら前作を含めて観て欲しい!というかアクション映画好きなら絶対アドレナリン『ドクドク』出るから!ってな内容です。タイトルの通り確かにGOKUDO感はあったけど【アウトレイジ】ほどGOKUDOして無かったかな、日本人キャストはほとんど活躍しないしね。
でも、やはり格闘シーンはアガるーーー!!!
アクションは相変わらずいい!シラット(東南アジアの戦闘武術?)での闘いの『レイド感』は健在で、前作よりも刑務所/車内/電車の中など闘うシチュエーションが色々あるので純粋に観ていて楽しい。ここは2作目サービスとしてちゃんと押さえている!
あと目立つキャラも増えたのも嬉しい。バットボーイ・ハンマー女・すげぇ強い普通のおっさんの3人の『キャラの立った殺し屋』は良かったね!敵に厚みが出てて、どことなく漫画っぽい設定で好きだな。素手の勝負も良いけど武器を使った闘いも、スリルと特有の動きが出るからそれはそれで見応えあるのよね。
闘ってるところ以外はタルめ
だだ1番気になったのは闘うシーンやカーチェイスのシーン以外はだいぶタルい。しかもそのシーンがわりと長めなのも勿体無いなと思った。
闘ってアガる!→クールダウン的なストーリー→また闘ってアガる!→クールダウン、の連続でドップリ乗らしてくれないのも今回GOKUDO部分のストーリーが入ったからだと思う。
このストーリー部分が『ザ普通』で、それこそ格闘のぶっ飛びに合ったトリッキーな展開とか入れて欲しかった。ちょっと眠くなるくらい地味でした。
あとインドネシア人の無理矢理な聞き取りにくい日本語台詞も残念でした。現地の日本のヤクザなんだからインドネシア語で通じないのかな?と思ったり、しかも日本人キャストが喋る日本語の台詞が聞き取りづらかったのも切なかったです。日本向けのサービスがノイズに...
本作の人で言うと、ウチョ役のアリフィン・プトラさん結構『イイ顔』してました!マフィア・ヤクザものは『顔』大事だからね、2代目感ハマり役でした。
2作目への発展と挑戦・画の見せ方&カメラワーク・『痛さ』部分をちゃんと見せるってところはやはり素敵だったギャレス・エヴァンス監督。
良いバランスの3作目期待してやす!
まとめ
良かった点
- 今作も健在なレイド感たっぷりの格闘アクション
- バリエーションのサービス精神
- キャラクターの厚みが増した
悪かった点
- 格闘シーン以外のシーンのタルさ
- インドネシア人の日本語&日本人の日本語
評価:★★★★ 結構良かったぜ!前作の方がストーリーは単純なんで観やすいかな。
[ 予告編 ] 映画『ザ・レイド GOKUDO』予告編 - YouTube
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『キャラの立った殺し屋』の流れだとこの作品は格別、アントン・シガー!!!
スモーキン・エース
『キャラの立った殺し屋』の流れでもう1本、暗殺者が集っててんやわんや。
このくくりだと【パルプ・フィクション】【GONIN】【GONIN2】や漫画【殺し屋1】の二郎・三郎とか色々出てくるからこのくらいで。