高校3年のミア(クロエ・グレース・モレッツ)はチェロ奏者を夢見ていた。ミュージシャンの恋人アダム(ジェイミー・ブラックリー)と交際をスタートしてから1年、充実した日々を送っていた。しかしある雪の日に、ミア一家が乗った車が対向車と衝突。昏睡状態のミアは、なぜか意識不明の自分自身の姿を見ていた。そしてミアの生死の行方は彼女自身に委ねられ……。(シネマトゥデイ)
クロエちゃん『シーズン1』のラスト!
劇場公開時に行くか迷って結局行かなかった映画【イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所】をレンタルで鑑賞。
クロエちゃん大人になったなー!顔付き、特に鼻筋がシッカリしてより大人っぽい。
【イコライザー】のような変な使われ方よりクロエちゃんは断然こういう『田舎町にいるまだ男を知らない磨けば光る原石』的な使われ方がやっぱり映える!
もう年齢的にそろそろこの辺りは卒業っぽいので、そういう意味でもクロエちゃんシーズン1の最後を見れるのはこの映画ではないだろうか。これ以降はクロエちゃんシーズン2に突入!と勝手に思ってるんだけど。
映画の中身はと言うと、車の追突事故が仲睦まじい一家を突然襲い、主人公:ミアの幽体離脱からの一種の『走馬灯』として、ここ最近できた恋人との事、親友・家族との関係を観ている側も一緒に振り返れるので、ミアと観客の視点がリンクする作りはスマートだなと思う。
そこが徐々に見えてくることによって、彼女の置かれた状況の重みや痛みもグッと増して来る。これは辛い過ぎるだろ。
『映画の良さ』を再確認
クロエちゃんの彼氏:アダム役の男があのクソ映画【ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム】の主人公の男だったのには前情報をあんまり入れていなかった分ビックリしました。
『ロックバンドのイケメンボーカルで尚且つ一途』でクロエちゃんといちゃいちゃしまくとかどんな美味しい役だよ!
と言え本作、アダム含めて周りのキャストが魅力的だった。ミアのROCKな両親を筆頭に弟・親友・親の友達・祖父母だったり。そこから浮かび上がってくるミアの繋がりと歩んで来た年月が短い時間にすーっと伝わって来た。
寒々しい景色が綺麗だったり、ミアのチェロの演奏シーンも逃げずに見せてたり、幽体離脱特有の身体のすり抜けみたいなチープな表現も無かったにも好印象。あのスピーカーから音が流れて立ち止まる下りは好きかな。臨死体験した人のビジョンってこんななのかなと思ったり。三途の川的なね。
彼女の臨死体験を通して当たり前のように『目の前にあるものの大切さ』を痛感する。その時にならないと分からなくて、その時になってからじゃ遅くて。だからこういうフィクションな物語でも大切なメッセージを伝えてくれる・気付かせてくれる映画は素晴らしい。
まとめ
良かった点
- 正しく使われているクロエちゃんの魅力
- 臨死体験と遡り演出のマッチ感
- 周りの人が魅力的&その描き方と見せ方
- 大切なモノを改めて気付かせてくれる
悪かった点
- クロエちゃんと彼氏のいちゃいちゃシーンがやたら多い!
評価:★★★★ 結構良かったぜ!やっぱり映画って良いなと再確認した作品でした。
[ 予告編 ] 映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』予告 - YouTube
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【アバウト・タイム】
周りの人が魅力的で大切なものを気付かせてくれる映画としてはこれも好き。