アバウト映画公園

"ほどほどの映画好き"アバウト男が最新作から旧作まで映画の感想をゆるめに書き綴る映画ブログ!たまに気になるドラマやおすすめ映画を紹介!基本大したことは書いてない。

【感想】トイレのピエタ / いまいち乗れない、ちょいちょい誠意に欠ける感動の2〜3歩手前映画!!!

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あらすじ:余命3か月を宣告された宏(野田洋次郎)は、出会ったばかりの女子高生・真衣(杉咲花)にすぐに死のうかと言われるものの、死ぬことはできなかった。美術大学を卒業後、窓を拭くアルバイトをしながら何となく生きてきた宏だったが、死を目前にしながら純粋な真衣に惹かれていく。(シネマトゥデイ)
 

主人公は野田洋次郎!

手塚治虫の病床日記にヒントを得たオリジナル脚本に、RADWIMPSの野田洋次郎が余命3か月の若者役で、初めて映画の主演を務めた作品【トイレのピエタ】を鑑賞。

 
ザックリ言うなら、去年の当ブログ2位の大好きな作品【息もできない】から主人公の男の『暴力』を取って、その変わりに『病気』を入れ込んで、少女の可愛げと凝った見せ方などを無くした『感動の2〜3歩手前』な映画でした。

 

1番に思ったのは本作、全体的にRADWIMPSの野田洋次郎って人をいちいち加味しないといけないと言うか、それありきの主人公であり映画に感じた。
野田洋次郎に合わせて書いているのもあるんだろうけど、宏っていう都会の片隅で冴えない生活を送ってる男性Aってよりも野田洋次郎が音楽じゃなく美術の方向に目覚めて挫折していたら…的な見え方に近い。
 
フラットに観たらストーリーとしては新鮮味は無い。24時間テレビ恒例の闘病ドラマに微かに夏の青春要素を足したようなまったり感。それっぽいんだけど凄く薄味。
 

正直乗りにくいなぁ...

宏と真衣の出会いのキッカケから、仲が深まってくるあたり含め結構唐突だったり、真衣演じる杉咲花の演技は素晴らしくも、演出のせいか真衣が単にいけ好かないガキにしか写らなくてクライマックスに行くも響き辛い。
死を宣告された人を呼び出してからの「死ね! 死んじゃえ!」的な言葉を吐きかける女子高生いるか?自分もそれなりに辛い環境で生きていても、いやいや、さすがに言わんだろ… あれに同年代の女子高生は共感するのか? そこに凄く興ざめしてしまった。
 
病気を描くなら、吐くシーンなら吐瀉描写、うんこ漏らすならパンツに付いたうんこを見せて欲しいな。事務所NGが出たのか?海外ならこの辺ちゃんと見せるとら思うけど、病気の深刻さそこまで見せなくて、その割に野田のケツは長い時間見せるファン向けのサービスカットとかいらないわ…
そこの堪え難い現状描写があるからこそ、真衣との燃えるように距離が近づく瞬間や、決意して筆をとって絵を描くってところに、より胸が締め付けられそうなのに。
『病気』も『少女との淡い恋愛』もどっちも中途半端で描ききれず詰め込み過ぎな印象。何を描きたいのか分かりにくい。
 
無駄に豪華な宮沢りえと大竹しのぶも全然活かせてないし、市川紗椰の演技も恐ろしくヒドかったり、佐藤健も客寄せパンダ的な出方でなんだかなぁと思ったり、描き方含め全体的にちょっと誠意に欠けるように思える。これは手塚治虫の娘さんからもこの映画のタイトルに『トイレのピエタ』を使って欲しくなかったって思われても致し方ないかな。
 
その代わりリリー・フランキーのその辺にいるオジさん的存在感と野田洋次郎がこの映画のために書き下ろしたエンディングの曲は良かったです!
 

まとめ

良かった

  • 杉咲花の演技と安定したリリー・フランキーの存在感
  • 書き下ろしのエンディングの曲

悪かった点

  • 『病気』と『少女との恋愛』の描き込みの中途半端さ
  • ちょいちょい誠意に欠けるスタンス
  • ストーリーの新鮮味のなさ

評価:★★  うーん、イマイチ...  というかプールにあんな風に金魚放したら速攻で金魚死ぬけどな!その辺もノイズだったり。

[ 予告編 ]

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設定はここからヒントを得てるんだろうな。やはり泣けるか泣けないかってデカイ!

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