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アバウト映画公園

"ほどほどの映画好き"アバウト男が最新作から旧作まで映画の感想をゆるめに書き綴る映画ブログ!たまに気になるドラマやおすすめ映画を紹介!基本大したことは書いてない。

【感想】ブラック・スキャンダル / 実力派が織りなす静かな実録モノ!宣伝とのギャップに要注意!?

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あらすじ:1970年代、サウスボストン。アイリッシュ・マフィアのボスとして同地一帯を牛耳るジェームズ・“ホワイティ”・バルジャー(ジョニー・デップ)に、FBI捜査官のジョン・コナリー(ジョエル・エドガートン)が接触を図ってくる。彼はFBIと手を組んでイタリア系マフィアを駆逐しようとホワイティに持ち掛け、密約を交わすことに成功。両者の連携によってイタリア系マフィアの勢力は弱まるが、その一方でホワイティは絶大な権力を持つようになる。(シネマトゥデイ)

 

製作国:アメリカ 上映時間:123分 製作年:2015年

監督・製作:スコット・クーパー

キャスト:ジョニー・デップ / ジョエル・エドガートン / ベネディクト・カンバーバッチ / ロリー・コクレイン / ジェシー・プレモンス / デヴィッド・ハーバー / ダコタ・ジョンソン / ジュリアンヌ・ニコルソン / ケヴィン・ベーコン / コリー・ストール / ピーター・サースガード / アダム・スコット / ジュノー・テンプル  等

 

ギャップに注意!?な実録犯罪モノ!

ちょけてないジョニー・デップ、【ウォーリアー】の好演が記憶に新しいジョエル・エドガートン、誕生日が同じベネディクト・カンバーバッチの3人がメインを張る、実話ものクライム・ムービー【ブラック・スキャンダル】を観てきました。
監督は去年の『するめ映画10作品』に入れた【ファーナス 訣別の朝】のスコット・クーパー。ついついこういう男臭い『危ないヤツら』の映画には惹かれてしまいますね。感想は、
 
 
なんか若干思ってるのと違った…
と、苦めの後味を食らった人が結構いそうな作品で、自分も観終わってから確かに似たような感覚にはなりました。
 

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『FBI』『ギャング』『政治家』の3本柱がガチッと結託し、利用し合い、互いにうまい汁を吸い、最後には誰かが裏切り2転3転のドンデン返し?!的なのを想像してたんだけど…
そういう部分は無くは無いけど、本作は淡々と重苦しいトーンで描き、エンターテイメント作ってよりも『実録犯罪モノ』をシッカリとしたメンツで作って魅せた感じですかね。
 
でも… 全然嫌いじゃない!
観ている間は【グッドフェローズ】や北野映画を連想し、突発的に襲い来る暴力や死、どこか無性に惹かれてしまう『悪い男達』の所業をシッカリと見ることが出来る。
 
ジェームズ・ホワイティ・バルジャー、愛称:ジミーの「え、そんな…」と観客が引いてしまう所業に面食らい、当たり前のように制裁を加える様は怖かった。ビン・ラディンの次に懸賞金が高かった(200万ドル:2億円越え)男としての描き方としては物足りなかったけど、それでも罪の意識とかは微塵も無いんだなって、別次元の価値観で生きてる男ですね。
 

キレッキレのジョニー・デップは必見!

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本作注目のギャングのボス:ジミーを演じたジョニー・デップの演技はかなり良かった!爬虫類のような目に、何を考えてるのか分からないヒリヒリとした怖さが画面から伝わって来る。彼に対しては態度や言動ひとつひとつに気を張ってないとアウト、個人的な感覚としてはずっと指を掛けたボーガンを目の前に突きつけられてるような嫌さ。
人一倍警戒心が強く『気に食わない奴&自分に危険を及ぼす奴は消す』シンプルな思考に、自ら手を下す武闘派。その反面、子供想いで地元のババアにも優しく、自分で車を運転して来るとかごく普通な面も持ち合わせるギャップがまた怖さを増長する。かなり魅力的な人物に仕上がってました。
 
ジョエル・エドガートンの口八丁のハッタリかますキャラも似合ってたな〜。声の質が小悪党なところがまた良いのよね。ジェシー・シモンズ、ケヴィン・ベーコン、ピーター・サースガードとメンツも濃厚で配役はバッチリだと思います!
 
この作品好きではあるんだけど、同時に物足りなさもそれなりにあって、予告や宣伝で打ち出してるような『FBI』『ギャング』『政治家』の3本柱感はかなり薄い。実際は2本+0.3くらいな割合で、もう少し3人が裏で絡む悪どい場面とか見たかったな〜。事実だから仕方ないんだけど、ある意味悪どい宣伝だなと。
あとは全体的に淡白過ぎる…もう少し実話に拘らずフィクション混ぜても良いから盛り上げて欲しかったな。スコット・クーパー真面目かよ!
 
ですが、この淡々とした中でも力強さのあるノワールな作品はそうそう出会えないので、そういう映画が好きな人には是非ともオススメです!
 
 

まとめ

良かった点
  • 実録モノを実力派のメンツでシッカリ魅せた
  • 観客が思わず引いてしまう所業や、ヒリヒリとした怖さをちゃんと味わえる
  • ちょけてないジョニー・デップの好演
悪かった点
  • 淡白で盛り上がりに欠ける
  • ギャップを感じさせる悪どい宣伝
評価:★★★  普通に楽しめました。
個人的にはジョニー・デップが上着をイスに引っ掛けちゃう演技は神業だと思いました。「なかなか出来るもんじゃない!」って全然関係ない場面に関心してしまいました。キャラで言うとジャック・スパローより好きかな。
[ 予告編 ] 

↓ 誰かが作ったのかな?任侠映画風の予告編、こっち観た方が惹かれるかも。

 

関連&オススメ作品!

ファーナス 訣別の朝

スコット・クーパー監督の1つ前の作品。この作品も実力派揃いで結構好き。

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【ファーナス 訣別の朝】の軽い感想はこちら。

 

グッドフェローズ

ひりひりとした怖さはこの映画に通じるなと。突発的な暴力に死、そして崩壊。好きな作品。

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BROTHER

かなりブラックで、成り上りと絆みたいな部分はこの映画にも見られるのかな。観たの相当前で忘れちゃってるけど…

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ディパーテッド

この作品でジャック・ニコルソンが演じたギャングのボス:フランク・コステロはジミーをモデルにしているらしいです。僕は断然ジョニー・デップ派ですね。

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