あらすじ:運命的な出会いの末、電撃的に結婚したスミス夫妻。しかし、この2人には互いに相手に知られたくない秘密があった。実は、ジョン・スミス(ブラッド・ピット)は直感を頼りに修羅場をくぐり抜けてきた一流の殺し屋、一方のジェーン・スミス(アンジェリーナ・ジョリー)も最新鋭のテクノロジーを駆使してミッションを遂行する暗殺エージェントのエースだったのだ。
しかも2人は対立する組織に属していた。互いに正体を隠し結婚生活を送っていた2人だったが、ある時ついに、ミッション遂行中の現場でバッタリ出くわしてしまう。(allcinema)
製作国:アメリカ 上映時間:118分 製作年:2005年
監督:ダグ・リーマン 脚本:サイモン・キンバーグ
キャスト:ブラッド・ピット / アンジェリーナ・ジョリー / アダム・ブロンディ / ケリー・ワシントン / ヴィンス・ヴォーン 等
そそる設定とベストな組み合わせの2人!
マット・デイモンの代表作【ボーン・アイデンティティー】、中2心をくすぐられる瞬間移動アクション【ジャンパー】、トム・クルーズ主演のタイムリープ無理ゲー映画【オール・ユー・ニード・イズ・キル】などライトで見やすいエンターテインメント作で楽しませてくれる監督ダグ・リーマン。その中でも好きな作品【Mr.&Mrs. スミス】がテレビ放送でやっていたので、久しぶりに鑑賞しました。
やっぱり面白いぜ〜!
イイ男とイイ女のいちゃいちゃ劇は何も考えずに観れるので、観たい重めの映画を取り敢えず置いてこっち観ちゃうほど、分かりやすく間口の広い男女共に楽しめる作品ですね。
どこか倦怠期の夫婦、お互いずっと隠していた殺し屋の身分がバレてしまい、殺し合い=最も過激な夫婦喧嘩が幕を開ける…ってまず設定がいい!これだけでそそられるのに、そこに当時イケイケのプラピとアンジーを当てて来るセンスがまた良いですね。
嫌味の無い坊主姿で自信満々なジョンを演じたブラピに、エロスを自慢のボディに閉じ込めたツンデレなジェーンを演じたアンジー。今改めて観るとベストな組み合わせ過ぎて、そりゃこんだけのアクションを一緒に繰り広げたらプライベートでも惹かれ合うなわ。とても運命的な作品ですね。
ハリウッドきっての『イイ男代表』と『イイ女代表』の2人に、劇中『男の殺し屋のエース』『女エージェントのエース』然り、端から見たら円満な出来る『夫代表』と『妻代表』を担わせる辺りも面白い。それを2人ともバシッと体現出来し、セクシー過ぎる主演の2人を観いるだけでニヤマリしてしまう。なんだこの目の保養映画は!
イイ女に強がられた後に後悔されたい!
カウンセリングで始まりカウンセリングで終わる流れも気が利いてるし、へそくりや内緒で買った趣味のオモチャを隠すようにお互いパーソナルなスペースに武器を隠してたり、中身はぶっ飛んでるんだけど、根本としては一般的な夫婦間の関係や問題に重ねて観ることが出来る。
お互いの秘密を晒しあって、ぶつかり合い、また新たなその人が見えて来る。肩の荷が降りて、どこか初心に戻ったようなフレッシュさ。『倦怠期夫婦のマンネリ打破映画』として、夫婦で見ても良いかもしれませんね。作品同様、奥さんが一枚上手で夫が軽く尻に敷かれてるくらいが上手く行くのかもなんて思ったり。
好きなシーンはジェーンが運転しながら強がって通話を切った後「なんであんな事言っちゃったんだろ?」と後悔してシートに頭を打ち付けるシーンにはキュンとしちゃいましたね。アンジー並みのイイ女に強がれた後に後悔されるとか最高だろ!
キャラ言うとヴィンス・ヴォーン演じる、実家暮らしのジョンの同僚兼親友のエディが良かったな。奇襲にビビってたけど彼も実は凄腕なんだろう。 終盤サポート参戦して来たら尚良しだったけど。
ダグ・リーマン、個人的に【ジャンパー】の続編を待ってんだけど、いっその事エディが主役のスピンオフでも良いよ!実家を出るか出ないかカウンセリングで始まるやつ。カメオ出演でスミス夫婦もちゃんと出してくれたら最高!そんな妄想も出来ちゃう可愛げのある作品ですね。
まとめ
良かった点
- そそる設定にベストな組み合わせの主演2人
- 単純明快なストーリー&アクションでライトに楽しめる
- ぶっ飛んでるんだけど、一般的な夫婦の問題に重ねて見ることが出来る
- 登場人物を最小限に絞った作り
悪かった点
- 友達エディが活躍不足。もうちょっと出してよ。
評価:★★★★ 結構良かったぜ!終盤のペアルックで共闘する銃撃シーンのカッコ良さとか、カーチェイスシーンも割りと良くて、温かい目で観れる作品ですね。もしや独身だからか?!
[ 予告編 ]
関連&オススメ作品!
『ボーン』シリーズの1作目。この作品マット・デイモンの人間味が薄いので個人的にはそんなに乗れてない。話も忘れちゃった。新作が作られるみたいですね。
ジャンパー
SWでアナキン・スカイウォーカーを演じたヘイデン・クリステンセン主演の瞬間移動アクション。グリフィン・オコナー演じるもう一人のジャンパーが好き。続編作ってくれないかな〜。
こっちは続編決定してるんだっけ?もっさいスーツとエミリー・ブラントの勇士が良いですね!もう一度観直したいな。
Black & White / ブラック & ホワイト
サイモン・キンバーグが脚本を手がけた同じような作品でいうとこれを思い出した。CIAのトップエージェントで親友でもある2人が一人の女性を巡って恋のバトルを繰り広げる。それなりに楽しかったかな。
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