あらすじ:神の世界では最強の戦士といわれていたものの、横暴でごう慢な性格が災いとなり、地球へ追放されてしまったソー(クリス・ヘムズワース)。神の世界での力を失ってしまったソーに凶悪な敵たちが次々と襲い掛かり、ソーは地球でも戦いの日々を送ることに……。(シネマトゥデイ)
製作国:アメリカ 上映時間:115分 製作年:2011年
監督:ケネス・ブラナー
キャスト:クリス・ヘムズワース / ナタリー・ポートマン / アンソニー・ホプキンス / 浅野忠信 / レイ・スティーヴンソン 等
コスプレとは言わせねぇ、わんぱく王子降臨!!!
最初に総評、内容としては物足りないけど世界観はそれなりに魅力的で、思ったよりも観やすく、すぐに2作目が観たくなる1作目ではあった。
内容はと言うと全体的に地味で、世界観が壮大な割にはこじんまりして見えちゃったので【アベンジャーズ】2作や【シビル・ウォー】を観た後ではかなり物足りないかな。
目立つ敵キャラは元々自宅で飼ってるお掃除マシーンだし、デザインはカッコイイだけどね。それと兄弟のどちらかしか王になれない跡目争いの件も、やるならやるでもう少しドロッとさせて欲しかったですね、ちょっとよくありがちな設定で尚且つ表面的と言うか。もろもろが中途半端でした。
評価:★★★ 普通に楽しめました!観た事によって間違いなくソーに愛着がグッと湧いたので、やっぱ観て良かったなと思える作品でした。
[ 予告編 ]
マイティ・ソー/ダーク・ワールド
あらすじ:アベンジャーズの一員として、ソー(クリス・ヘムズワース)がニューヨークで激闘を繰り広げてから1年。ロンドンで謎の重力異常が起き、その調査を天文物理学者ジェーン(ナタリー・ポートマン)が行うことに。しかし、その過程で地球の存亡を左右するダークエルフのパワーを宿してしまう。愛する彼女を救うすべを探ろうと、ソーは彼女を連れて神々の世界アスガルドへと向かうが、それが家族や故郷にも危機をもたらしてしまう。窮地に陥った彼は、血のつながらない弟ロキ(トム・ヒドルストン)に助けを求める。(シネマトゥデイ)
製作国:アメリカ 上映時間:112分 製作年:2013年
監督:アラン・テイラー
キャスト:クリス・ヘムズワース / ナタリー・ポートマン / トム・ヒドルストン / アンソニー・ホプキンス / ステラン・スカルスガルド / イドリス・エルバ / クリストファー・エクルストン / アドウェール・アキノエ=アグバエ / カット・デニングス / レイ・スティーヴンソン / ザカリー・リーヴァイ / 浅野忠信 / ジェイミー・アレクサンダー / レネ・ルッソ 等
パワーアップ!!? イマイチせず...
この2作目は【アベンジャーズ】1作目で起きたニューヨーク大戦後の話。前作の物足りなさを、舞台をアスガルドに移しファンタジー版スター・ウォーズっぽい方向に持っていき補おうとするも、一瞬ワクワクしかけるがイマイチ中途半端であんまりピンと来なかった…
スター・ウォーズ感も表面的と言うか一時的に見ざるのでやるならやるで、もっと作り込んだ惑星の情景やデザインのカッコイイ乗り物なんかを見せて欲しかったな。
中盤まで舞台をアスガルドに移した事で、画が全体的に暗く、前作にあったどこかカラッとした良さが消えてしまったのは否めない。神と人間のコミカルなやり取りもほとんどない無い… タイトルのダークワールドが示すように、作品全体が暗くグンとシリアス度が増した。
前作がそこまでパッとしなかったからこその、目に見えてシリアス方向のシフトチェンジはではあるが、それで魅力的になったかって言うと、そこまででも無い。
肝心のヴィランも強いのか強くないのか印象に残りにくく、日本人のために取り敢えず入れといた的な浅野忠信の突き放した出演も寂しい。ナタリー・ポートマン演じるジェーンが今回のキーとなるエーテルを吸収し、なんやかんやあってアスガルドが破滅して行くような見せ方もかなり強引だなと。こいつ死神か?!死女神か!
ただアベンジャーズの一件から、一皮むけて自信みなぎるロキの存在感と、兄弟の共闘は良かったかな。ロキが感情的になるくだりとかグッと来た。
あと今回ちゃんとクライマックスの見せ場となるソーのバトルシーンが入ってたのでそこも良かったかな。ハンマーをぶん回しボスとの肉弾戦。特異点による都合のいいワープを駆使したバトルも嫌いじゃないし、『ダークワールド』を抜け出るように暗かった画面が次第に明るくなっていくのも含め、前作の印象弱めなバトルシーンから改善されてる。
ステラン・スカルスガルド演じる科学者エリックのイカレっぷりに【アベンジャーズ】1作目で何があったのか振り返りたくもなった。あの惨事が普通の人間に及ぼす影響は壮絶たるものだったんだな。【シビル・ウォー】の件、コイツも被害者だろ?w
本作1つ気になったのは『笑い』の入れどころというか、タイミングがちょいちょいおかしかったなと。急に脈略なく放り込まれる感じが独特な味なのか、単に監督が笑いのシーンあまり得意じゃないのかは分からなかった。
評価:★★★ 普通に楽しめました!
監督がアラン・テイラーに変わってもトータル的な出来はあまり変わらなかったですね。比べたら2作目の方が良いけど!アラン・テイラーはこの後に相当イマイチだった【ターミネーター:新起動/ジェニシス】を撮っちゃうからね。。
[ 予告編 ]
3作目やるみたいですね!
ソー:ラグナロク (原題)
恐らく流れからして邦題は【マイティ・ソー / ラグナロク】とかになるんじゃないかな?
すでに出ている情報では監督・脚本はタイカ・ワイティティだって。あの面白かったヴァンパイアの私生活に密着した体の【シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア】の監督じゃん!ちょっと意外な起用。彼がビックバジェットの作品を撮るとどうなるのか?コメディを分かってる監督なので、そのエッセンスもガッツリ入れて欲しいな。
しかもソーとハルクとのバディムービーになるらしいですね。【シビル・ウォー】の仲間外れ組がタッグを組むとは。ここでキャラを合流させより厚みを出すのは良い判断だと思う。しかもケイト・ブランシェットも出演するらしいですね。これは悪役かな?
他にも【ジュラシック・パーク】のジェフ・ゴールドブラムや【RED/レッド】で年寄りを舐めてたカール・アーバン、観てないけど【クリード チャンプを継ぐ男】のテッサ・トンプソンも出演決定。なかなか豪華なんじゃないかな?
しかし残念ながら、この3作目ナタリー・ポートマン/浅野忠信/ステラン・スカルスガルドの名前が無いんだよ。。
ファーック!!!
そこは押さえての追加メンバーだろうが!ちょっとこれには納得いかない。そのメンバーに変わってカール・アーバンとか弱過ぎだろ。お金の問題もあるのかな?今後名前が追加されることを祈ります。
そんな感じですでに色々と楽しみです。