どうも! アバウト男です。
最高だった映画【ヒメアノール】を観て、映画と原作漫画とのキャラやストーリーの比較と違い、それに対しての感想を書こうかなと思います!
漫画は読んでからちょっと経つので、細かいところはうろ覚えですが。ついつい【ヒメノア〜ル】と書き間違いそうになるな。
※ネタバレ無しに書いてるつもりですが、原作漫画然り、全く知りたくない人は映画や漫画を見てから読んで下さいな。そんなに深く踏み込んでないけどね。
その前に僕の【ヒメアノ〜ル】の感想はコチラ ↓
主要メンバーの比較と感想
岡田 進:濱田岳
鈴木亮平
もう少し森田に関して言うと、10年以上前はテレビ番組『学校へ行こう!』などでヤンチャなイメージがあったアイドル森田剛が、2016年こうして役者全開でスクリーンに現れた『変わり様』が、岡田が森田正一に感じる学生時代からの『変わり様』と上手くシンクロしてて、そこ含めてナイスキャスティングだなと!
「僕の知ってる森田くんじゃない…」がダブルで掛かってくる感じ。森田剛を追ってなかった人こそ凄く感じるんじゃないかな?
ちょっと前に彼が【ヒメアノ〜ル】の宣伝で『しゃべくり007』に出た際「自分の中で役者とアイドルの割合は?」と聞かれ「10:0」と即答してたのを思い出した。それを今回見事体現してたなと思う。
森田剛、カッケーー!!!
ストーリーの比較と感想
ストーリーはかなり順等に実写化されてましたね。性急になる事無く、ユカの友達のアイちゃんのくだりや、ちゃんと森田とわぐっちゃんのエピソードもしっかり見せてくれて、それでいて99分にまとめていたのは凄い!変にウダウダ引っ張らないのは良かった。
アイちゃんを演じたのは【愛の渦】にも出てた信江勇
ただし、終盤の展開は映画用に良さげに改変されてました。
安藤の扱いが映画と原作とでは違って、原作だと彼にもう一段階『恋愛』のエピソードがあってこれはこれで面白く、ぜひ原作を読んで欲しい。これがあると終盤がブレちゃうので、映画ではばっさりカット。
それとラストのクライマックスが映画はよりド派手且つドラマチックに変更されていた。
一本の映画として原作のようなラストだと、持って行き方によっては肩透かしを食らう人が多く出ただろうなと思うので、森田の設定を分かりやすい方向に持って行って、ラストのグッと来る演出に上手く活かしてました。
原作にような淡白な終わり方も結構好きだけどね!でももし原作のような終わり方だったら、あの森田剛の表情は観れなかったと考えると、映画として素晴らしい着地だと思います。
吉田恵輔監督ありがとう!
おすすめシリアルキラー&サイコパス邦画10選!
本作の森田みたいにシリアルキラー、またはサイコパスが光る邦画がいくつかあるので紹介します。【ヒメアノ〜ル】のような作品が好きな人は多分刺さる作品じゃないかなと思います!
冷たい熱帯魚
一見普通のオヤジなんだけど、スイッチが入るとオラオラでヤバい村田をでんでんが好演。嫁ぐるみで解体するって考えると相当イカれてる。園子温監督作。
隣人13号
もう1人の人格が暴走する!オーバーアクトな中村獅童が拝めます!包丁の柄で玄関ノックとか怖すぎよ。漫画原作やイジメ、包丁然り【ヒメアノ〜ル】にかなり通じる作品。井上靖雄監督作。
悪の教典
生徒から人気のナイスガイな先生は実はサイコパスでした。伊藤英明が冷酷な悪役に徹した一作。先生が生徒達を皆殺しにしようとする設定勝ち!三池崇史監督作。
黒い家
大竹しのぶが演じる女サイコキラーがめちゃくちゃ怖い!この作品も日常にふと顔を出す圧倒的恐怖を描く。森田芳光監督作品。
オーディション
映画のオーディションから再婚相手を探そうとした男の悲劇を描くサイコ・ホラー。【黒い家】に継ぐ『関わってはいけなかったヤバい女』映画。
KILLERS キラーズ
インドネシアと日本の共同作品ですが。【ザ・レイド】×【冷たい熱帯魚】と謳われた北村一輝主演映画。良い素材のわりにイマイチそれを活かしきれてないが、血に染まる北村一輝の悪魔のような顔は必見。
CURE キュア
人を死に追いやっている感覚さえ無さそうな『解放人』の間宮を、静かに演じるのは萩原聖人。そのパワーに次第に飲み込まれて行く刑事を演じるは役所広司。黒沢清監督作。
凶悪
ピエール瀧もヤバいけど、リリー・フランキー演じる『先生』はかなりのサイコパス気質。なかなか胸クソ悪い!実話をモチーフにした白石和彌監督作。
ポスノスター
芸人:千原ジュニアがサイコパス予備軍?の青年を演じる。ヤクザにナイフを何回もじゃなく『何本』も突き刺すシーンには痺れる!!!豊田利晃監督作。
十三人の刺客
サイコパスとはちょっと違うけど、そんなんを通り越して暴君!!! 暴君:松平斉韶をSMAPの稲垣吾郎が好演。マジな鬼畜っぷりが拝めます。意外にも観やすい、三池崇史監督によるリメイク。
以上10本になります!
間違いなく【ヒメアノ〜ル】はこの作品群に名を連ねる一作だと思います。