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アバウト映画公園

"ほどほどの映画好き"アバウト男が最新作から旧作まで映画の感想をゆるめに書き綴る映画ブログ!たまに気になるドラマやおすすめ映画を紹介!基本大したことは書いてない。

【感想】君の名は。/ 男も胸キュン!そして泣いた。強く想う気持ちが2人の運命を揺り動かす!!!ネタバレなし

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あらすじ:1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。(シネマトゥデイ)

 

製作国:日本 上映時間:105分 製作年:2016年

監督・脚本・原作:新海誠 音楽:RADWIMPS

キャスト(声の出演):神木隆之介 / 上白石萌音 / 成田凌 / 悠木碧 / 島崎信長 / 石川界人 / 谷花音 / 長澤まさみ / 市原悦子 等 

 

男も胸キュンする『運命の人』の熱い物語!

すでに【君の名は。】を観た人から新海誠監督の集大成と言われているようで、新海監督の過去作は【言の葉の庭】しか観てないのでその面では何とも言えないが、

上映時間46分の腹7分目な【言の葉の庭】を観た時に、これがもっと長編並みに長ければ良いのになと思ってたんだけど、本作はなんと105分のボリューム。そこまで行く気も無かったんだけど、その意気込みと前評判の良さから観てきました。感想は、

 

おいおい、想像以上に面白かったじゃねぇか!

というか『みんなが好きな要素』が計算されこれでもかと詰まっているので、そりゃ否応なく上がるよ!間違いない!

『みんなが好きな要素』は展開的なネタバレになるのであまり言えないが、観たことありそうで絶妙にない男女の繊細な恋愛に、自然とのめり込んでいた。

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単なる『男女の体が入れ替わる』ありがちな映画かな?と思いきや、その古典的な設定をSNSが浸透した現代に落とし込み、それでも人間のアナログな気持ちのやり取りや根本的な想いの強さをちゃんとそこに見出そうとする姿勢が良かった。

夢なのか現実なのか定かじゃない、同年代の都会に住む瀧と田舎に住む三葉の身体の入れ替わりが次第に『交換日記』をし合っているようになり、お互いの生活を定期的に送る中で『知ってるけど知らない人』として惹かれ合って行く。

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気が付いたらお互い惹かれ合っているのに、2人の距離感は絶望と言っていいほど遠く切ない。『距離』『時間』『運命』というものをすごく意識する映画だなと。

ここまで照れ臭く、織姫と彦星的な結ばれるべき『運命の人』を見せられたのにも関わらず、観客を引かせず胸キュンさせたり泣かせたりと、まんまとやられたよ!

 

実写的なテリングとアニメの持ち味の組み合わせ

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光の表現や色使い・雨などの水の描写や街並みの再現や田舎のノスタルジックさなどの『画作り』のポテンシャルは相変わらず高く、瀧側・三葉側共にバランスのいいキャラ配置がされていて、『おっぱい&妹』ギャグを筆頭にユーモアのセンスも心地いい。

キャラのデザインはちょっと子供っぽくなってしまったので個人的には【言の葉の庭】の方が好きだけど、よりファンタジックな作風なので、これくらいのタッチの方が合うのかもね。

 

冒頭にキーとなる映像をモンタージュ的に差し込んで時間差で刺さって来る演出や、初めて身体が入れ替わった日を具体的に見せず、翌日友達から聞くような、実写映画でよく見るストーリーテリングと、アニメだから成立する良い意味で『クサい見せ方』を上手く組み合わせいて、観ていて飽きなかったしどこかフレッシュでもあった。

楽しかった日常が急に影を落とす展開1つとっても、色々と大人が考えに考えたんだろうなぁと感じさせる。

 

距離感と運命、そして夢

【言の葉の庭】では、ふと生まれた甘い妄想のような男女の距離感を「現実はそんな甘くねぇぞ」と突きつけられた作品でもあったけど、本作はその果てしない距離や運命を相手を強く想う気持ちと努力次第で変えられるというポジティブなメッセージを感じた。

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あと『夢』を扱ってるだけに実生活でも思うことがある。『夢に出て来る登場人物は知らない人であっても基本は過去に実際に会った事ある・見た事ある人しか出てこない』って話を聞いた事があって、夢に定期的に出て来る見ず知らずの異性は、もしかしたら本作の瀧・三葉のような関係だったりするのかもなぁと想いを馳せたり、

「この場所来たことあるな…」みたいに、日頃たまにある『デジャブ』も本作を観たあとではとちょっとロマンチックに感じる。

夢のように次第に過ぎ去って忘れていってしまうサイクルの中で、忘れちゃいけない大事なものを守ろうとする姿に胸が熱くなる。

 

気になったところ 

色々と良いだけに気になるところもチラホラ。その中でも一番気になったのは【ソロモンの偽証 前篇・事件】でも同じように感じた、深刻なテンションから『ある計画』をいざ実行するってなった時に、急にそのテンションが妙に軽くなっちゃったのはいただけなかったかな。

呑気だな!というか、どこまで本気なん?と深刻さを理解してない友達は良いとして、瀧、お前はこの場面ではビシッとするところだろ。お菓子買って来させるくだりとかいらないよ。

感情移入してたのにそこで軽く肩透かしを食らってしまったのは残念。

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他にもアニメ特有の、独り言の多さや異常な事態に対しての飲み込みや対応の早さは「やっぱアニメだな〜」と思わされたり、発動条件をさらっと『トリガー』と言ってしまう気恥ずかしさ(日頃からアニメ見てる人には何てことないのかな?)や、

作品には合ってるけどRADの曲のクドい使い方やタイトルを出すのは一回でいい!などなど、細かい気になる点は多々ある。とは言え、そんなんを飛び越えて色々と感情を揺さぶられたので全体的には満足です!

 

展開的なサプライズがある映画なので、情報を入れずとりあえず観に行くのがオススメです!この作品で宮崎駿・細田守・新海誠の流れに乗ったんじゃないかな? 監督の過去作を観てなくても大いに楽しめますよ、男も女もキュンとしたければ是非!

 

まとめ

良かった点

  • 美味しい要素を入れ込み、臆面もなく『運命の人』の物語をやり切る姿勢
  • 距離や運命、相手を強く思う気持ちに心揺さぶられる
  • 実写的な演出とアニメの作風のバランス
  • キャラやユーモアのバランスと、声の良さ

悪かった点

  • 作戦準備時のテンションの甘さ
  • 気になる点は多々ある

評価:★★★★★  最高!フォーー!

ある意味、こんなバカ・ロマンティックな物語に純粋乗れて、見事気持ちを揺さぶられて泣いてしまったので諸々オッケー!!!

意識はしてないんだろうけど311を経験した今の日本で、庵野さんは【シン・ゴジラ】の特撮で魅せてやろう!って姿勢に対し、新海さんは本作の『アニメ』で魅せてやろう!ってどこか意気込みは通じるなと。

鋭くてセクシーな奥寺先輩も良かったけどウブで意外と行動力がある三葉が良かったですね!おれはショート好きだぞ! これ観ちゃうとやたら電車に乗りたくなる。

 

[ 予告編 ]

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追記:2度目の鑑賞で気づいたこと/ネタバレしてます!

 

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言の葉の庭

雨の日が魅力的に感じる一作。気恥ずかしさは抜群!この作品に出てくる女性に似た人が本作に出てたのが嬉しかったな。あ、先生!

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秒速5センチメートル

予習しようと思って結局追い着かず… 後々観ます。

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