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アバウト映画公園

"プロの独身"アバウト男が最新作から旧作まで映画の感想をゆるめに書き綴る映画ブログ!たまに気になるドラマやおすすめ映画を紹介!

【ドラマ感想】逃げ恥 / 平匡をぶん殴らせろ!恋する第7話!『プロの独身』の呪縛!ネタバレ

ドラマ

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どうも、アバウト男です!
TBSで火曜 22:00〜放送の【逃げるは恥だが役に立つ】通称【逃げ恥】。唖然とする平匡の突然のキスで終わった神回の第6話を経ての、今回第7話!今回もネタバレありの感想になります。

おさらいで今までの感想を

今回の第7話の率直な感想は、

 

とりあえず平匡をぶん殴らせろ!

見終わった直後「そりゃね〜だろ、平匡っ!!!」と、一旦は同じ男として怒りが込み上がってたんだけど、一晩寝て話を全体的に振り返った時に、また違った側面が見えて来たので、それ込みでもろもろと書いて行こうかなと思います。

 

前回に引き続き演出は金子さん!

まずは最初にザックリと総評を。

第7話は前回と同様にコメディ/ギャグセンスには定評のある金子さん演出でしたが、今回は話の構成的に難しかったのか、いつもより『笑い』の部分が弱いように感じた。というか見せ方的に難しそうでしたね。

第6話は『前半:コメ』『後半:ラブ』とハッキリと『ラブコメ』のパートが明確に分かれていたので、それぞれに振り切れていたんだけど、

今回はみくり(ガッキー)と平匡(星野源)の恋愛面や距離感を押し出した『ラブ』な面を全体的見せ、その合間に『コメ』を入れるような形だったので『ラブ』と『コメ』のバランスが少し取りづらそうでした。

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とはいえ、ガッキーのバスガイド姿、平匡がむせて平泉成みたいになるくだり、平匡に『とぐろターボ』は一生必要ないと返された日野のギョッとしたリアクション、ザ・ベストテンのパロディ、平匡がネットで『キス タイミング』でググって、キスをするタイミングに20個の注意点があって戸惑う、などの場面は面白かったで!沼田の誤解も解けたし。

一方、バスガイド後にまたすぐ同じような『マッチ売りの少女』を入れて来る辺りあざといなと思ったり(多分原作にあるシーン?)、せっかくみくりの両親が出たのに、前飼ってた犬の話しかさせない微妙な使われ方とか、突如放り込まれる帰国子女やイケメン・ゲイへの『決めつけによる偏見』の話を出した割には、特に膨らまなかったりと、モヤっとする箇所はいくつかありました。

ただ、今回は『ラブ』な面が濃かったですね!!!

 

2人の『恋』の始まり

みくりは平匡への逆アプローチとハグの提案で、平匡はみくりへの突然のキスで、ようやく2人とも雇用主と従業員の枠を越え、互いに男女の関係として意識し『恋』が始まった。みくりが平匡が帰宅するまで起きていて『火曜のハグ』を要求するシーンとかヤバ過ぎるだろ!

みくりの誕生日プレゼントをあげ忘れ、百貨店にプレゼントを買いにいくミッションなんかも挟みつつも見せ場としては『恋の始まり』表現として用いられた『メールのやり取り』だ。

平匡にキスの件から逃げられてるように感じたみくりは意を決して『突然のキス』の理由をメールで聞くパワープレイに出た。それに対してただただ『謝罪』のメールを返信する平匡に対してモヤモヤするみくり。欲しいのは謝罪じゃない理由だ!

時計の針の音だけが際立つ静けさの中、互いにメールの返信を待ち、その返信に飛び付く様はまさに恋愛じゃないか。恋愛したての男女のあり方そのものじゃないか!

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そこで『二回目(のキス)もよろしくお願いします。』と打とうとして止めたみくりは『こちらこそよろしくです。 末長く。』とのメールを送り、平匡の歩幅に合わす様にその日を終える。

みくり、よくやった!!!よく止まった!

みくりとの平穏な生活が出来る限り長く続けばいいなと願っている『プロの独身』平匡にとって『末長く』という言葉が一番理想的で欲しかった言葉だ。あの自室で静かに歓喜する平匡の顔をみくりに見せてやりたくなる。

ただ、この平匡の自室とリビングでのドア一枚挟んだメールのやり取りが、近いようで遠いような、同棲している2人ならではの恋愛の距離感を上手く演出してました。欠けてた月が満月になるように話が丸く収まり、2人の気持ちが壁を越えて通じ合った素敵な夜でした。

 

◯◯するまで死ねない!

キスの件の肩の荷が下り、ハグに次いで第2関門を突破した平匡は、率先してみくりとの『火曜のハグ』をするようになる。そんな平匡からの歩み寄りに歓喜するみくり、こっちは完全に『好きの嵐』『平匡さん旋風』が吹き荒れる恋愛モードだ。この単純さが魅力で可愛い!

平匡も平匡でみくりを「とてつもなく可愛い」とようやく認識した様子。平匡にしてみたら今まで目の前にいるみくりは『結構可愛いかな』ぐらいのレベルだったんだろう。ここでようやく視聴者が見ている光景と平匡が見ている光景とが合致した。『みくり=ガッキー=めっちゃ可愛い』のビジョンと化したのだ。

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平匡の「認めざるを得ない、これはもう… 」からのエンディング曲である星野源の『恋』が流れるまでの下りが、かなり上手かったですね!ここで今回終わってもいいくらい。

その後、平匡が車に轢かれそうになる展開があり「今は死にたくない、今晩家に帰るまでは死にたく無い」との発言。

「◯◯するまでは死ねない!」みたいな気持ちは自分にもよくあって。僕の場合は映画が好きなので「あの映画の新作を観るまでは死ねないな〜!」とかよく思ったりするし、ここでこう思った人も多いんじゃないかな?

この2人の今後の関係(最終回)を見届けるまでは死ねない!

ここでふとメタ的な視点を呼び起こされるのも面白いなと。

 

意外にも程がある結末!

ようやく、みくりと平匡の2人は面と向かって気持ちを合わせるようなハグを重ね、確実に距離を縮めていったある夜、家のソファで百合ちゃんからもらったお酒を飲んだのもあり、イイ感じの雰囲気からの2度目のキス。

この場面キスが1回だけで良かった!序盤の回想含めたら自分的にはもう3〜4回キスを見せられてるので、ここで平匡がお代わりのキスをしようもんならテレビ消してましたね!キスしてからみくりがすぐにハグに移ってくれたので流石だなと。

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そのハグからムードがまた変わり、真剣なトーンでみくりの口から「いいですよ、私は平匡さんとならそういうことしても」と大胆なセリフが。

来たーーー!みくりからのお許しーーー!

完全にハグと来てキスと来たら、これはまさしくその先の行為:SEXのお許しだろ。童貞の平匡にとってこれ以上ないアシスト!向こうから扉を開いてくれるなんて最高!と万々歳で終わるのかと思いきや、平匡から意外な言葉が口から出る。

「ごめんなさい無理です… そういうことがしたいんじゃない。」

嘘やん… 嘘だろ、平匡ーーー!!!

完全に歩み寄った大胆な発言をスカされた『穴があったら入りたい』状態のみくりは、その場を離れ、台所でショックのあまり手を震わす。

ここで僕は、手を振るわすみくりがいる台所の横にある玄関から部屋に上がり込んで、そのままソファに座る平匡の顔面をぶん殴りたい衝動に駆られた。あの瞬間、全国民が平匡にパンチをお見舞いしてもいい瞬間だった。

前のめりになって観てた体勢から、落胆と共にそのまま腰が抜けるように後ろに倒れ力が抜けてしまった。

これは予想だにしないエグい展開だなぁ… この悲劇の後、みくりは部屋を出てバスに乗り実家に帰ってしまう。そして第7話が終わった。

 

ウサギと亀&『プロの独身』の呪縛

この意外な結末を受けて、怒り来るって寝たんだけど。一晩寝かした結果、初見時は完全にみくりに感情移入してたんだけど、逆に平匡の立場になってみたら、最初の印象とは別の側面が見えて来たので、平匡をフォローする感想をここで。

 

言うなれば2人の関係はウサギと亀だ

みくりがウサギで平匡が亀。ここ最近の恋愛モードでようやく平匡は、35年間全く無かった『恋』というものに触れ、体感している。いや、身体に染み込ませている。これは初恋だ!

みくりと共にご飯を食べて、毎週火曜のハグをし1日1日を噛みしめるよう生活をしている。亀のようにゆっくりとしたスピードで。

方や、平匡よりも好意と恋愛経験が先行しているみくりは、平匡の歩み寄りに一気に2歩も3歩・いや10歩くらい前を行くような舞い上がりぶり。まさにウサギのフットワークの軽さ!

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そう、みくりが意を決して『あの発言』をした時、言わば『ゴール』には共に走っていると思ってた平匡は横にいなかったのだ…

 

みくり、ちょっと待ていっ!

早い!せっかく『メールの件』で踏みとどまって歩幅を合わせたのに。忘れてた誕生日プレゼントに現金を渡したり、キスのタイミングをネットでググるほどの『プロの独身』を舐めすぎじゃないか?!(ググってたのは知る由もない...)『プロの独身=拗らせた童貞』なのだ。35歳まで拗らせたためにプロになってしまったのだ。

『そういう事がしたいんじゃない』訳じゃなくて『(今は)そういう事がしたいんじゃない』なんだよ。そこを汲んでくれーーー!臨床心理学!

実際はしたいに決まってるだろ!でも平穏で細やかな恋を亀のようなスピードで噛みしめてる今の平匡には想像すらできないんだよ。ハグを覚えたばかりの平匡には刺激が強すぎるんだよーーー!

思わずビビってしまった結果、世にも気まずい状況を作ってしまった平匡… ハグやキスならまだしも、童貞というSEXに1番のコンプレックスを持つような状態、言わば35歳まで拗らせた『プロの独身』の呪縛はそう簡単には解けない。

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みくりの可哀想なところは、男の相談相手がいないところだ。相談相手といえば恋愛に関しては若干疎い百合ちゃんと、離婚したばかりのやっさんしかいない。風見は根っからモテて男で平匡のライバルであるからダメで。

平匡の立場に立って考えられるような男の相談相手が入れば、あんな事故という名の悲劇は生まれなかったはずだ…  恐らくこれは男女でも見方は変わるだろうし、人によってもこのラストの結末の思うところは様々だなと。まんまと原作と脚本の手のひらに踊らされております!

 

ガッキーの演技が冴え渡る!

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今回の第7話はいつも以上にガッキーの物言わぬ『目』が印象的な『顔の演技』が冴え渡ってました!

黒目の上下左右の動き、瞬きの回数、顔のちょっとした角度、軽く上げる広角や、満足げな笑み、ハグから離れる時に相手の様子や反応を探るような表情然り、動きやセリフがない場面でこれでもかと、みくりの内面や気持ちを外に伝えるガッキーの演技は、なかなか他で見れないですね。女性の『目』の演技は今年観た中でナンバー1かもな〜!正直こんな演技ができる女優さんだとは思わなかった。

 

はい!今回、何気1番熱くなったのか【逃げ恥】の感想で今までで一番長くなってしまいました。第8話は職場を放棄したみくりが実家に帰省してしまいました。もうあんだけ一時ラブラブだった2人なのに...一筋縄では行かないぜ! どうやらエンディングの恋ダンスが人が増えパワーアップするみたいですね!楽しみだ!

 [ 第8話予告 ] 

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