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アバウト映画公園

"ほどほどの映画好き"アバウト男が最新作から旧作まで映画の感想をゆるめに書き綴る映画ブログ!たまに気になるドラマやおすすめ映画を紹介!

【ドラマ感想】逃げ恥 / ガッキーによる最高な童貞喪失!第10話!愛情の搾取と新しい夫婦のあり方!

ドラマ

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どうも、アバウト男です!
TBSで火曜 22:00〜放送の【逃げるは恥だが役に立つ】通称【逃げ恥】。

とうとう互いの気持ちを打ち明け、共有し、ラストで見事『神回』に持って行った第9話を経て、完全にその続きから始まる、残すところあとあと1話まで迫った第10話。今回もネタバレありで綴って行きます!

 

今までの感想まとめ

www.aboutman7.com

 

 

序盤から引き続き神回!!?

第9話で平匡の「一緒にいますか? 朝まで」発言から、日を股がずに迎えた第10話の率直な感想は、

 

なんてもん観せんだ!

ちょっとー!序盤の2人のイチャイチャ展開がエグい!第9話の金子さん演出から、また石井さん演出に戻った第10話。前回の終わりから上手くバトンを引き継いで、冒頭から飛ばしまくり!

「え、これが15分拡大だから、およそ60分間、ずっとこんなサービス満点な内容なら『逃げ恥』史上ナンバー1の神回に!?」と思ってしまうほど、10話の序盤は『ガッキー』の可愛さ&ほのかに漂うエロスが高まりまくってました!

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もうみくりでは無く完全にガッキーとして観てました。夕飯用のネギを買った帰りにガッキーからの『恋人繋ぎ』に始まり、輪ゴムからコンドームを連想するナイスな演出に、シングルベッドに2人一緒に入り、硬直している平匡に向かって、ガッキーの「いちゃいちゃ…しないの?」発言。堪らん!

もうここですでに最高点をたたき出してるのにも関わらず、熊のぬいぐるみとロボホンを2人に見立て、声だけでイチャイチャしてる様を想像させるエロ展開に。

おいおいマジか… 攻め過ぎだろ!

無事この夜、2人の共同作業の末に平匡は童貞を捨てる事ができた。翌朝、ガッキーと共に迎える健やかな朝、まさかの頬にキス&猫のようなじゃれるガッキー。

もう会社とか行ってる場合じゃねぇ!

 

この後、ガッキーの後ろからのハグ然り「チョットどうした?今回!」と驚きを隠せない展開の応酬に、夜の平匡のとぐろターボをめぐる『童貞コメディ』的な面白さも相まって、序盤はかなり笑えたしホント最高でしたね。

誰か映像できる人に、お金払って自分の顔と星野源の顔をすげ替え編集してもらって、年一で観返したいくらい、ガッキーのポテンシャルがこれでもかと遺憾無く発揮されてました!参りました。 

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個人的には『とぐろターボ』が出て来たあの夜のシーンまでが、実は金子さん演出なんじゃないかなと睨んでます。流れ的にあそこまで撮り切って、翌朝のシークエンスから石井さんにバトンタッチするって方がシックリ来る。翌日からだんだんとコメディの質感が変わって来るのもそういう事かなと。

このガッキーの最高すぎる連続したサービスシーンを、今になって思い返すと『見納め』的な意味合いも込められてるんだろうな。ここでしか見せられないから、ギュッと詰め込んでくれたような気がする。

そうだ、1つ思い出したのがマムシドリンクの『とぐろターボ』だけど、原作漫画を読んだら『旅館の回』に全く出てこないのよね。あのオリジナル展開は凄いなと… その先にもしかしたら出来てるのかもしれないけど、あの時点では無かった。

 

 

結婚=行き抜くための1つの知恵

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平匡と日野が職場で昼飯を食べながら話しているシーンで、平匡の「1人の家でばったり倒れた時に誰が見つけてくれだろ…」の発言には不意にドキッとされられた。

自分も独身一人暮らし歴がそれなりに長く、この部屋でバタッと倒れたら実際どうなんだろ…って恐怖は、見て見ぬ振りをしてたけど、こうしてドラマとして突き付けて来られると、身に沁みますな。

インフルエンザや胃腸炎になって会社を休み、ベッドで1人天井を見つめながら「このまま死ぬかも…」と思った事は何度かあって、結婚って『生気抜くための1つの知恵』ってのはあるな〜と実感しました。

もう、一生に一度で良いからガッキーと結婚したいわー!

 

 

百合ちゃんとマジモードの風見

前回の『マジ壁ドン』から、百合ちゃんと風見の関係もいよいよ本格的に意識し合うように。風見&ポジティブモンスター五十嵐のカップルと、百合ちゃん&元イケメン同級生カップルとのデートが、博物館でかち合っちゃうまさかの展開には素直にビックリしました。そう言えば百合ちゃんデートするって言ってたなぁ。

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この絶妙な空気が流れる雰囲気、大人のラブストーリーやないか!

壁画を見た百合ちゃんの「素敵ね… 二万年も昔に絵を描いた想いが今ここにあるなんて。」の発言で、嫉妬や価値観、甥っ子のように見られてる納得の行かなさ含め、ようやく風見は自分の想いに気付く。

いつもスカして冷静な風見が我を忘れて「僕は百合さんを抱きたいと思ってるのに」とつい口に出してしまったエモーショナルな発言は良かったですね。てか、風見のスイッチ入り方!w

マジモードになった風見と17つの歳の差から牽制してしまう百合ちゃんとの関係、最終回どうなんだろー?ここも見物ですね! 

 

 

平匡のパニックと焦りのプロポーズ

いや〜、今回はみくりの方が平匡を拒否る形で締めくくられましたね!これ世間の反応はどっちなんだろ?

あの急なプロポーズにより「お前も世の男と同じか...」と思わせた平匡が悪いのか、あれだけイチャイチャいしておいて、せっかく平匡発信のプロポーズをスパッと断ち切るようなみくりが悪いのか、色々と賛否ありそうですが...

あの急なプロポーズに対しては、

個人的には平匡の肩を持ちたくなる。

確かに平匡のプロポーズの仕方やタイミング然り、諸々『やっちまった感』があるのは否めない。

平匡がプロポーズをした理由を聞けば『結婚すればみくりの家事に支払っていたお金を生活費や貯蓄に回せるから』とリストラされたタイミングもあって、自分の本心より、今置かれている状況を優先し考えてしまったから、あんな残念なプロポーズになってしまったのかなと。

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とは言え、本心なちゃんと別なところ湯あるのだろう。歳も気付けば親に孫をせがまれる36歳。彼女ができるなんで夢にも思ってなかった彼に、こんなにも自分の悪い面も理解しくれる、家事能力に長けた可愛い恋人が出来た。

みくりのおかげで『童貞』や『自尊感情の低さ』の壁を見事乗り越えられ、新しく生まれ変わり、見たこともない世界が目の前に広がった。

と、新しい世界を見たことで、その分『不安』も同時に感じることになる。彼女が誰かに取られてしまうんじゃないか、彼女とダメになったらこんな幸せはもう2度とやって来ないんじゃないか…

リストラされ「みくりに支払うお金の心配や、ここまで築き上げた2人の関係さえ無くなってしまうんじゃ…」と、色んな事が彼の頭を駆け巡り、冷静には見えつつも半ばパニック状態の中、みくりを失いたくない一心で、

『みくりとの関係を確固たるモノにしたかった』平匡の完全なる『焦りのフライングプロポーズ』に見えました。

セックスをした事で『プロの独身』の『雄の本能』が目覚めた、早くこのリストラという『危機的状況にあいて子孫を残さねば!』という無意識の『焦り』もあったんじゃないか? !

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「どんなに奇妙な関係でも意志があれば続いて行く。どちらかが変えたいと願わない限り、バランスを壊さない限り、いつまでもこのまま続けていける…」と、みくりのモノローグが虚しく響く。

平匡が壁を越えたことでバランスが崩れてしまった。

 

 

『愛情の搾取』と2つの前フリ

今回、ラストの『愛情の搾取にみくりが断固拒否する』までの話の流れが上手かったですね!脚本家:野木亜紀子さんの手腕。

 

今回のラストでは『好きならば・愛があれば、何だって出来る・やってもらって当たり前=愛情の搾取』をみくりが断固拒否する形で、このドラマ最大の問題提起を『2つの前フリ』をキチッと効かせ、視聴者にぶつけて来た。 

その2つ前フリとは、

1.『恋人関係になった途端、その人が自分の所有物になった気になり、釣った魚に餌はやらない』ような世の中に溢れてる『恋愛あるある』の側面。

→ これは平匡が脱童貞後、嫉妬してみくりに風見の家事代行を辞めさせたり、みくりが作ってくれた食事に対して何も感想を述べなくなった変化&所有物化。

2.『人の善意に漬け込んで、労働力をタダで使おうとする=やりがい搾取』のくだり。

普段生活する中でこの『共感し得る2つの事柄』を足して2で割ったのが『愛情の搾取』ではないだろうか?「1と2に共感するんだったら、愛情の搾取だって同じことでしょ?」と言わんばかり、言葉だけではピンと来にくい『愛情の搾取』を噛み砕いて見事に提示してくれた。

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うーん、確かに分からんでもない…

と、みくりの気持ちにも共感できる。というか巧みな脚本によって上手く共感させられてしまった。これを見事成立させているのが、家事に妥当な賃金が支払われる『契約結婚』という設定だ。

 

普段、いつの間にか当たり前になってしまった『奥さんが無償で家事をする』問題に、疑問を投げかけるには、先に家事に賃金が発生する『契約結婚』を見せておいて、そこから逆算し『契約』が無くてもそのままお金は支払われるのか?『結婚』したらお金は払われないのか?自ずと考えさせる流れになっている。

『家事を仕事と見なし、それに見合ったお金は支払われるべき』

これが原作漫画【逃げ恥】の作者:海野つなみさんが描きたかった・伝えたかったことであり、このドラマ最大のテーマのように見えた。1話から今回の第10話まで盛大なる『前フリ』だったのかと思うほど、ラストの問題提起の「ドヤ!」なインパクトが印象的でしたね。

 

 

新しいタイプの夫婦のあり方

ラストのあの物言いを見て、みくりの合理的な考え方に若干戸惑う部分はありましね。「対価を得られない家事を良しとする愛情の搾取はありえない!」とばかり、食い気味で平匡のプロポーズを遮る辺り...

いやいや、とりあえず話聞けって!

平匡のリストラの件にはさほど驚かず『愛情の搾取』の方にあんだけ食い気味で反応するか... みくりが過去にお金の事で、何か大きなトラウマを抱えている人に見えちゃって『小賢しい』の枠だけでは収まらない、彼女のスイッチの入りぶりが怖かったですね。

このラストの急展開は『打ち出したいテーマ』がみくりのキャラを強引に持って行ってしまった印象ですね。本来そういう人じゃないのに、展開的にそうせざるを得なかったというか。

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でもまぁなんてことは無い!

だって、平匡が再就職して、結婚しても今まで通りみくりにしてもらう家事に対して給料を支払う生活を送れば、何の問題なくもなく、またあのイチャイチャした日々が戻って来るのだから。分かりやすい!

最終回はそんな『新しいタイプの夫婦のあり方』を提案して終わるんじゃないかなと。そんな最終回を観て、

うちらもそうしようよ!

と2人に続く形で『新しいタイプの夫婦のあり方』が、世間的にもっと増えてくれれば良いなと作者やドラマ製作陣の願いも込められる形で終わりそう。

これは革命が起きようとしている!

別の打開策として

やっぱり家族にやってもらう家事に対してお金を払うってのは、どこかよそよそしいから、給料はやめて『自由に使えるお金貯金』というシステムを導入するのはどうだろうか?

そもそも、ここまでみくりが家事に対して給料という形でお金を要求するのは『主婦でも自由に使えるお金』が欲しいからだ。

前に虫歯の治療でお金に困ってみくりが百合ちゃんに相談したように、自分の事でお金が必要な場面で、いちいち平匡に了承を得ないといけない煩わしさがあった。

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なので2人が結婚した暁には、平匡が働いて得た給料から毎月、平匡・みくり各々に『自由に使えるお金貯金』をして行けば良いんじゃないかな?

それであれば給料を支払うと同じような事だし、みくりだけではく平匡も『自由に使える貯金』がある事で、みくりと平等な関係でいられ、財布の紐を握られて、息苦しいカツカツの生活をしないで済む。…結婚経験のない独身男が提案する甘い考えかもしれないが。

結婚している人は、このドラマをキッカケに『夫婦のあり方』を話し合ってみるのもイイんでないかな?余計なお世話か!

平匡と同じ『プロの独身』としては、新しい価値観を見せられ、考えさせられました。漠然と結婚や夫婦像はあるけど、してみない事には分からないことだらけだし。

今後この先もし結婚するとしても【逃げ恥】を観たか観てないかで、全然違って来ると思いました。多少は奥さんの声に耳を傾けられるなと。視野を広げてくれたこのドラマに感謝したいですね。

ってまだ最終回が残ってる!

 

いよいよ最終回!寂しい。

この予告のみくりの「お話があります!」が何とも怖いですね… 平匡からの提案ならまだわかるんだけど、シャッターを下ろしたみくりからってのがミソですね。どうかそのまま結婚して真の夫婦になってくれ!

[ 最終回予告 ]

追記:最終回感想

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