読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アバウト映画公園

"ほどほどの映画好き"アバウト男が最新作から旧作まで映画の感想をゆるめに書き綴る映画ブログ!たまに気になるドラマやおすすめ映画を紹介!基本大したことは書いてない。

【ドラマ感想】逃げ恥 / ボリューム満点の最終回!3ヶ月間ありがとう!プロの独身男のバイブル!

f:id:tyler-7:20161222033010j:plain

 

どうも、アバウト男です!
TBSで火曜 22:00〜放送の【逃げるは恥だが役に立つ】通称【逃げ恥】。

みくりが平匡のプロポーズに「待った!」をかけた波乱の第10話を経て、今回がついに…

最終回!!!

最終回の演出は信頼の置ける金子文紀さんでしたね。今回もいつも通りネタバレありで綴って行きます!見逃した人は是非オンデマンドの『TBS FREE』などで観てから読むのをオススメします。

 

今までの感想まとめ

www.aboutman7.com

 

 

最終回の率直な感想は、

大満足です!!!ありがとう!

いや〜15分拡大とは言え、上手くまとめてくれましたね!それでいてこれでもかと詰め込んだな!色々と平行して進んでいた事柄を、最後だとばかり1つ1つパズルのピースをはめていくように、完成させて行きましたね。

 

 

みくりの自尊感情の低さ

まず今回印象的だったの『青空市』の仕事に、普段の家事とでパンパンになって余裕がなくなってしまった、みくりのダウナーシーン!

第6話で見せた、受け身な平匡に疲れて「多くを求めない」と帰りの電車で涙を流した、あの時の「あ、完全に終わった...」と思わせる、みくりのシャッターを下ろしたダウナーテンションが再び…

f:id:tyler-7:20161222033246j:plain

今まで生きてきて、自分が良かれと思ってやった事がことごとく裏目に出てしまい「選ばれたくて、認めて欲しくて、なのに、なりたい自分からどんどん遠ざかる」と、明るさの裏に隠された『みくりの自尊感情の低さ』と自己嫌悪と共に涙を流したシーン。

それに合わせて、平匡との家事分担の言い争い中、悟ったように「やめるなら今です... 面倒を背負う必要はありません。」と弱気な声で平匡を圧倒的に突き放したシーン然り、今まで【逃げ恥】を観ていた中で一番キツかったかもしれない。

自分が平匡であるかのような感覚になって、

これほどまでに彼女は思いつめてたんだ...

と、好きな人からの圧倒的な突き放し発言は正直辛い。あんれだけ可愛いくて明るいみくりを見て知っているだけに。

第6話は平匡の自らの浮かれ気分故の自業自得さがあって、こうなるのもしょうがないなと思ったけど、今回は平匡も割りと協力的な姿勢見せる中で尚且つあぁなってしまったので、どこに気持ちを持って行ったら良いか分からなかった。

f:id:tyler-7:20161222033228j:plain

だってそのちょっと前まで、フリップを使って前回からの『主婦の労働の対価』の件や、以前出て来た「出しましょう親密感!かもしましょう新婚感!」のセリフをセルフオマージュした「やりましょう共同責任者! なりましょうCEO!」の発言、真田丸のパロディで『家事の分担会議』とか、意気揚々としてたじゃん!

 

改めて、ガッキーの女性が時折見せる『すでに感情ここにあらず』演技は秀逸ですね。喋りの速さとか、感情をグッと入れるタイミング、目線の動き含め。あの雰囲気を経験した過去を持つ男の苦い記憶を呼び起こすような切なさが溢れてました。いや〜凄いな。

最終回なのにこんなやり取りを中盤に見せられて、一旦絶望しかけたわ!

ヤキモキした前回からの『主婦の労働の対価』→『家事の分担』→『みくりの自尊感情の低さからの関係のギクシャク』と行った具合で、テーマの移り方が早く駆け足気味でしたな。 言葉ので説明と情報過多で、なかなか頭が追い付け無かったのは多少あるかな。

でも『夫が評価しなければ、妻は誰からも評価されない』ってセリフはグサッと来たな…

 

 

じわじわと伝わる夫婦描写

とは言え、そんなみくりが心のシャッターを下ろす前の、2人で家事の分担をする『夫婦描写』が良かったな。

みくりは、仕事だから頑張っていた掃除の質が落ち、実はそこまで几帳面じゃない事を平匡に打ち明け、一方の平匡も家事代行をお願いしするような男、飯の1つもろくに炊飯器で炊く事が出来ず(忘れただけ?) 、2人ともグズグズに。

f:id:tyler-7:20161222033405j:plain

だけど、こうやって互いに欠点やダメな部分をさらけ出したり、みくりは仕事・平匡は家事に対し、互いに相手が普段当たり前のようにやってる事の大変さを知り実感することで、相手への感謝や敬意・理解が生まれる。

このやり取りで「ようやく素をさらけ出せてるじゃん!」と微笑ましく観ていた。寧ろようやく2人が夫婦っぽく見えて、平匡の唐突なプロポーズの前にこのやり取りが不可欠だったなと。

 

家事の分担で、平匡が風呂場をぎこちない手付きでやってたけど、日頃風呂掃除さえも世の旦那はそんなにやって無いもんなのか? 一人暮らしだとその辺全部自分でやってるけど。

その分1人だから放ったらかしたり、やりたいタイミングでやれる自由があって、夫婦はそうもいかないんだろうけど。

  

 

運命の人は決してロマンチックなものじゃない

このモヤモヤした2人のやり取りを振り返った時に、第8話で出たみくりのお母さんの名言をふと思い出した。

名言で出た【逃げ恥】における『運命の人』とは、世間的に思われてるようなロマンチックなモノとは、少し違う意味合いで使われてるように思えた。

運命の人 = 生涯を共にする人

お母さんの名言の「運命の人なんかいない、運命の人にするの!」の真意は『生涯を共に過ごす上で、2人が末永く円満に暮らせるように、互いが互いを仕立てる』って事なんじゃないかな。相手を利害関係なく最良のパートナーにしていくこと。

 

そもそも夫婦と言っても元々は他人同士。普段気が合ってても、長い間一緒にいればどっかで負担や不満を感じ、ストレスやモヤモヤも積み重なっていく。

そこで2人が円満に過ごせるように、みくりと平匡のように、話し合って調整していく事が大事で。相手の弱さやダメな面も知った上で、時に指摘し、時に受け入れ、時に負担を分け合ったり。1人で生きてるだけでも面倒を感じるけど、それが2人なら対処できる幅も大きい。  

f:id:tyler-7:20161222033425j:plain

みくりが完全にシャッターを下ろし風呂場に閉じこもってしまった時、平匡がその様子を放置せず、扉越しに話しかけて来たのは、今までみくり自身が平匡にしていた事そのものだ。

今までのみくりの行動が平匡を変え、自分が堕ちた時に、平匡が自分と同じように歩み寄って声を掛けてくれた。平匡自身もみくりにしてもらった数々の事を思い出し。

これが『仕立てる』ことであり、名言の「運命の人にする」ってことなんじゃないかな?お母さん!どうなんですか?!

一方だけじゃなくギブ&テイクであり、相手への感謝や敬意・そして愛情。堕ちても決して見捨てないし諦めない、そんな時こそ2人で立て直す。それをやって行ける人が真の意味での『運命の人』なんじゃないかな。

白馬に乗った王子様なんかじゃねえ!

風呂場の扉を挟んでのやり取りは、第7話の平匡の部屋の扉越しのメールのやり取りを彷彿とさせたり、第5話のハグをしたみくりの「私は平匡さんの味方です」って発言が一周して平匡から返って来たような素敵な場面でしたね!あんなん突き放されたらそうそう声は掛けらんないよ。

 

 

百合ちゃんと風見の関係

第9・10話と急展開を見せた百合ちゃんと風見の関係もに1つの答えが出ました。というか、一回百合ちゃんが風見を振ってから、まさかのもう一度踏み込ませる展開!サービス精神旺盛じゃないか!

百合ちゃんは、ポジティブモンスター五十嵐のウザい口撃を受け止めつつ、五十嵐に「自分に呪いをかけないで、そんな呪いからはさっさと逃げてしまいなさい」と言いながらも、それはある意味自分にも言える事で。

風見との『埋まる事のない歳の差=年齢』という呪いのせいで、恋に一歩踏み出せない百合ちゃん。同じような境遇の沼田と一緒に『呪い』を解き、百合ちゃんが気持ちに素直になって行動した展開、良かったな。

f:id:tyler-7:20161222033125j:plain

よく考えると、百合ちゃんと風見の関係って、平匡とみくりの関係に似てるのよね。実は百合ちゃんも『アラフィフ』から来る自尊感情の低さを持ってて、恋愛に対しずっと一歩引いてて、

風見は普段みくり同様に合理的なんだけど、百合ちゃんとの事に関しては感情的になって、心が動かされて。ウブな百合ちゃんを歳下の風見が引っ張って行く形で、これからようやく2人の恋愛がスタートするんだろうな。

この2人の今後が気になるけど、それは2人の恋愛を軸に周りの連中がドタバタと振り回される【逃げ恥】スピンオフの2時間スペシャルを勝手に楽しみにしておりますw

 

 

終盤の関係者が集っての大団円!

f:id:tyler-7:20161222033650j:plain

いや〜、やっぱり大団円は気持ち良いよね!個人的に関係者が集う展開も好きで。みくりが頑張って引っ張って来た青空市に、これまでの関係者が一堂に会し物語が収束に向かう。こっからまとめに掛かるのと同時に怒涛のサプライズ展開!

やっさんに平匡、百合ちゃんと沼田の気の合うコンビに、古舘寛治さん演じるバーのマスターが風見を連れて来て、来ないと思っていた日野も来るサプライズ。最後に百合ちゃんの部下2人も合流。

 

藤井隆のリアルワイフ乙葉の登場!

今回の最終回1番のビックリポイントは、やはり藤井隆演じる日野の奥さん役に、リアル奥さんの乙葉をキャスティングして登場させた事ですね。

えぇー!嘘やん!!?

と思わすテンション上がって思わず爆笑してしまった。ドラマ製作陣の狙い過ぎた、まさかの展開に唖然。これは脚本家の野木さんのセンスなのかな?

誰も日野の奥さんを出すなんて思わなかったし、そこにリアル妻の乙葉を持って来るなんて…完全にヤられた!今見ても綺麗だし。

f:id:tyler-7:20161222033459j:plain

個人的にはみくりと絶妙なダサかわTシャツを着た日野がようやく顔を合わせして挨拶した時点でカタルシスは成立してるんだけど、間を置かず、奥さんの登場で2連カタルシスですよ!これには参った。

ここでの『恋ダンス』のアザーVer.を踊る日野とやっさんの顔合わせも、個人的にはツボでしたね。そういや顔合わせてなかったもんな。

 

沼田と梅原くんのロマンス

それに加えて、成田凌演じる百合ちゃんの部下の梅原の『ゲイ』のカミングアウトと、沼田との水面下でのLINEのやり取りとロマンス展開にも驚かされた。どこまで詰め込むんだよ!

ホント最終回は情報と展開の過多ルシス!

リストラの件で嫌な役目を担った沼田にも、最後ポジティブな展開が用意されていたのは嬉しかったですね。ドラマの製作陣がキャラへの愛が伝わって来る。

『LGBT』の要素も入れて来るとは。ベタに目印のアイテムを持って待ち合わせとか良いじゃん!しかもバーのマスターの嬉しそうなリアクションからするに、沼田から恋してる事は聞かされてたんじゃないかな。いや〜細かい演出!

f:id:tyler-7:20161222033622j:plain

確かに梅原、前々から百合ちゃんに気がある雰囲気出してたと思ったらYURIちゃんの方だったのか。いつから伏線張ってたのか、これを踏まえてもう一度観直したくなる。

 

 

胸キュンと余白を残すラスト

自尊感情の低さから小賢しいと自分で思い込んでたみくりに対して、平匡は特別みくりのことを小賢しいとは感じていなかった。

百合ちゃんの『歳の差』然り、自分が思ってるよりも、周りの人にしたらそんなに気にならないって事もよくあるよね。1人で思い詰めてコンプレックスが肥大してたり、レッテルを自分で貼っちゃってたら。

そんなみくりを初めて丸っと受け入れてくれてた平匡に対して、みくりはガバッとハグをして、

「ありがとう、大好き 」

フォーーー!これだよこれ!こういうみくりを見てたいのよ。そして、こういう2人を見ていたのよ。好きな人の陰じゃなく陽をいつまでも見たいというか。

青空市のみんなが見てる祝福ムードも相まって、このシーンは素直にムズキュンではなく胸キュンしちゃましたね!ガッキーの言い方とかも最高!なんかこの一言が聞けてまずは安心したなと。肩の荷がスーッと軽くなった。

f:id:tyler-7:20161222033527j:plain

この時の『ハグ』は特別で、いつも部屋でひっそりとハグをしてた2人が、こんなにも大勢の前でしてハグをしてみせた。これは今までずっと引け目を感じていた2人の関係だけど、ようやくそんな壁を乗り越えた記念すべき瞬間だ。

一風変わったキッカケで始まった2人の関係は『夫婦』という枠を超えた『唯一無二な特別な関係』へと昇華した。

 

ラスト『2人の行く末』は東京フレンドパークのダーツをパロった妄想で、余白を持たされた観せ方で示されましたね。敢えて答えを1つに絞らず、色々と2人のこれからの可能性を見せて終わる。

取り敢えず引っ越して、世間的な形式に縛られずこれから「応相談」で柔軟に2人で暮らして行くのだろう。

これなら視聴者の希望するラストのどれかには当てはまりそうな、ある意味ズルい見せ方であると同時に『何にが1番幸せか』なんて人それぞれだし『色んな夫婦の形がある』って意味含めて『生き方の多様性』を描いたこの【逃げ恥】ならではの終わり方だった。子沢山の2人も良かったけどね!

f:id:tyler-7:20161222033552j:plain

 

 

締めのコメント

今回の最終回は、肩透かしを食らう事なく上手くまとめてくれました。詰めに詰め込んで、ボリューム過多で、少々駆け足感は否めなかったけど、ここ3ヶ月かなり楽しませてもらいました。

こんな胸キュンするドラマは久しぶりてした!フジでやってたキムタクと松たか子の【ラブジェネレーション】の再放送以来かな。

このドラマ、

自尊感情の低い『プロの独身』男のバイブル!!!

としてこれからの語り継がれるべき作品だと思います!ありがとう!ソフト買って第1話から細部を観直したい。

 

 

 

最後に読んでくれた皆さん

f:id:tyler-7:20161222033752j:plain

定期的に【逃げ恥】の感想を読んでくれた方々、本当にありがとうございました!

あ〜あ、毎週の楽しみが終わっちゃったぜ〜!

 

今までブログをやって来て、1番読まれてる実感があったのはこの【逃げ恥】の感想でした。反応があったのは平匡が突然キスをした第6話辺りくらいからかな。

普段映画ばかり観て感想を綴ってる独身男が、ラブコメに毎週一喜一憂して、それをブログに綴って、なかなか新鮮な感覚でした。

今回、ドラマの感想を毎週書くのも初めてだったし、いつもより多いアクセス数や熱いコメントで、感想を書くモチベーションも上がって、ここ最近ブログが一段と楽しかったです!

【逃げ恥】が終わってしまったら去って行ってしまう人もいるかと思いますが、気が向いた時にまた覗きに来てください。

 

とは言え、来期のドラマ次第ですが、

引き続きドラマの感想を書いて行こうかなと思ってます!

正直何を観るかはまだそこまで決めてないですが、チャレンジして行きたいなと。【逃げ恥】くらい感想を書きたくなる作品があればですけど。

いや〜、近年稀に見るほどハマったドラマだったな。ありがとう【逃げ恥】!

 

今までの感想を遡りたくなったら

 公式ホームページ