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アバウト映画公園

"ほどほどの映画好き"アバウト男が最新作から旧作まで映画の感想をゆるめに書き綴る映画ブログ!たまに気になるドラマやおすすめ映画を紹介!

エグザイル/絆【映画感想】銃撃戦が笑っちゃうほどカッコイイ!男たちの熱い『絆』物語!

洋画 【ア行】 洋画 評価:★★★★★

映画『エグザイル/絆』ネタバレなし感想・評価

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あらすじ:ブレイズ(アンソニー・ウォン)、ファット(ラム・シュー)、タイ(フランシス・ン)、キャット(ロイ・チョン)の4人は、中国返還が迫るマカオで再会した。ボスのフェイ(サイモン・ヤム)を銃撃して逃亡したウー(ニック・チョン)を巡り、敵と味方にわかれることになってしまう。しかし、深いきずなで結ばれた5人の運命は予期せぬ方向へと突き進む。(シネマトゥデイ)

 

製作国:香港 / 中国 上映時間:109分 製作年:2006年

監督・脚本:ジョニー・トー

キャスト:アンソニー・ウォン / フランシス・ン / ロイ・チョン / ラム・シュー / ニック・チョン / ジョシー・ホー / サイモン・ヤム / ラム・カートン / リッチー・レント 等

 

 

どうも、アバウト男です!

今回は香港を代表する映画監督ジョニー・トー作品です。今まで彼の作品で観たことあるのは【スリ】【ドラッグウォー 毒戦】【名探偵ゴッドアイ】と、最近観た【冷たい雨に撃て、約束の銃弾を】の4作品。あんまり肌に合わないのか、単に持久力が足りないのか何作か挫折してたりもして。

そんな過去に挫折した作品でもあり、ジョニー・トー監督作の中でも人気の高い【エグザイル/絆】を改めてリベンジとして観たんだけど、

これがすこぶる面白くて!

感想を軽く書いておこうかなと思います。

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トリッキーな設定と強引な展開

まずはこの映画なんとも設定がトリッキー!

共に育った兄弟のような5人の殺し屋。ある日その内の1人のウーがボスを撃って組織を裏切ってしまう。一命を取りとめたボスにウーを殺すように命じられた2人(ブレイズとファット)と、狙われるウーを守ろうとする残りの2人(タイとキャット)。1:2:2に分かれた5人の殺し屋の物語。

敵対してる関係なのかと思えば、律儀な銃撃戦後に、5人で和気あいあいと食事をしたり記念撮影をしたりと和やかなムード。

ウーは殺される前に家族に金を残しておきたいと言い、他の4人も『最後の殺し』に協力することになる。

なんだこりゃ!?

食事するタイミングになってようやく5人の関係が明かされるので、初見はこの冒頭に乗れずリタイアしてしまった。(その時は恐らく眠かっただけ…)

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そんな設定に加え、『最後の殺し』のターゲットの前に偶然ボスが現れたり、5人が銃撃戦後に闇医者の元を訪れると、さっきやりあったボスも同じ闇医者のところに来てしまうなどの「え、マジか!?」と思ってしまう『強引な展開』で物語を押し進めるジョニー・トー。

セリフの節々から読み取る削ぎ落とした説明や、強引な展開もそうだけど『観始めて作品が身体に馴染むまで多少の時間が掛かる』ってのが個人的にジョニー・トー作品に持つ印象ですね。

馴染んでしまえば展開が展開を生むライド性の高い内容なので、最後までスッと楽しめてしまうんだけど。

 

 

銃撃戦がとにかく最高!

寧ろ、そういう『強引な展開』によって『作られた緊迫感のある状況』からしか生まれ得ない、何度も観直しなくシーンがこの作品の魅力でもある。ある意味、巨匠ジョニー・トーにしか許されない領域というか。中でも、

限定された狭い空間で始まる至近距離の銃撃戦!

これが圧巻でした!『好きな銃撃戦トップ10』にサクッとランクイン!大きなカーテンがバサーっとスローに揺れ、緻密に計算された人物配置や1つ1つの動きが画面内で繰り広げられる。思わず「おーー!!!」と拍手を送りたくなるほどケレン味に満ちている。

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観てる間は、

うわ、危な危な危な危なっ!

と、その広さの部屋で・その人数で・その近さで撃ち合うな!っと内心ツッコミを入れてました。もう笑っちゃうほどカッコイイ!普通そんな近距離なら弾が辺りそうだけど、なかなか当たらない。見切っているのか?!

その後の展開で、ウーがボスに撃たれるのをムザムザ見てるしかない4人が、何とかウーを奪還する心苦しい場面も含め、中盤の銃撃戦はかなり刺ったな。ラストの前に寄り道し出したり、ラストはさらに狭い限定された空間での銃撃戦も用意されてて、堪らんですね!

 

 

チャーミングな殺し屋

あとジョニー・トーが描く『殺し屋』はみんな血が通っててチャーミングですね。これだけワチャワチャして笑顔を見せる殺し屋もそうそういないと思う。特にブレイズを演じるアンソニー・ウォンの格好良さ。

完全に強面なんだけど、ふざける時にはふざけて、ボスに殴られた時のあの何とも言えない表情。どんな感情の顔だよ。おじさんがおじさんを平手打ちするシーンも意外とフレッシュで。あとサングラスがものすごく似合うのよな〜、アンソニー・ウォン雰囲気に憧れる。

あと守る側のタイを演じた地味にイケメンのフランシス・ンの良い奴フェイス!

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タランティーノの作品だと『ブチュ!』『ドピュ!』と水分多めの血が飛び散るんだけど、ジョニー・トー作品は撃たれるとキレイに血が吹きますね!文字通りの『血飛沫』。渇いた銃声によって、命が液体となって身体の外へ吹き出して行くような美しい儚さを感じました。

初見でリタイヤした僕が言うのも何ですが、ジョニー・トー監督作の『入門編』としてオススメです!

 

 

まとめ

評価:★★★★★  最高!フォーー!

普段『絆』って言われてなぁ…とピンと来ない事がよくあるんだけど。この作品に関しては『目に見えない絆』が確かにそこにあった。ラストの締めも潔く気持ち良い!これなら【ザ・ミッション 非情の掟】【MAD探偵】もリベンジ出来るな。

ウーの妻の矛先は「いや、そっちじゃないだろ!?」とは思いましたけどね。

[ 予告編 ]

www.youtube.com

 

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