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アバウト映画公園

"ほどほどの映画好き"アバウト男が最新作から旧作まで映画の感想をゆるめに書き綴る映画ブログ!たまに気になるドラマやおすすめ映画を紹介!基本大したことは書いてない。

マグニフィセント・セブン【評価/映画感想】面白くない訳がない!お約束が詰め込まれた西部劇!

映画『マグニフィセント・セブン』ネタバレ感想・評価

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あらすじ:悪漢バーソロミュー・ボーグ(ピーター・サースガード)によって牛耳られ、絶望を感じながら生きているローズ・クリークの町の人々。住民の一人であるエマ・カレン(ヘイリー・ベネット)は、賞金稼ぎのサム(デンゼル・ワシントン)、ギャンブラーのジョシュ(クリス・プラット)、流れ者、拳銃の達人といった7人の男を雇って、バーソロミューの手から町を救い出すように頼む。金のためと割り切って戦いに身を投じるサムやジョシュだったが……。(シネマトゥデイ)

 

製作国:アメリカ 上映時間:133分 製作年:2016年

監督:アントワーン・フークア

キャスト:デンゼル・ワシントン / クリス・プラット / イーサン・ホーク / ヴィンセント・ドノフリオ / イ・ビョンホン / マヌエル・ガルシア=ルルフォ / マーティン・センズメアー / ヘイリー・ベネット / ピーター・サースガード / ルーク・グリメス / マット・ボマーン 等

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どうも、アバウト男です!

名作とされている【荒野の七人】を【トレーニング デイ】や【イコライザー】アントワーン・フークア監督がリメイクした【マグニフィセントセブン】。

しかもキャストに、デンゼル・ワシントン/クリス・プラット/イーサン・ホーク/イ・ビョンホンがいるってんだから、普段あまり『西部劇』には興味ないんだど「間違いなく面白いだろ!?」ということで観て来ました。

いつも通りラストの結末はネタバレしていませんが、内容にはそれなりに踏み込んでいます。

 

感想は、 

これは誰もが胸を熱くさせる作品なんじゃないか!?

普通に面白かったです!この『普通に面白い』っていうのは、リメイク元の名作【荒野の七人】&そのまたリメイク元である名作【七人の侍】がそもそもの話「面白い!」ってがももちろんあるんだろうけど。

テンポ良く楽しめる、男というより『漢』臭い熱い熱い映画でした!

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教科書のような映画!

映画が好きと言いつつも、昔の名作にはめっぽう弱く不勉強ながら【七人の侍】も【荒野の七人】どちらも未見。それもあって特に何の先入観なく、かなりフラットな状態で観れました。

 

本作を観ながら思ったのは『映画の教科書』みたいな作品だなと。面白い映画や映画に限らず面白いエンタメ作に見られる「こうすれば面白い」「こういう展開が熱い」っていう『セオリー』や『お約束』がギュッと一本の映画にこれでもかと詰め込まれていた。だから『面白い』と感じるの半ば当たり前の事なんだけど。

ストーリーのざっくりとした流れは、

  • 平穏な町を牛耳ろうと冷酷な悪役が登場
  • 逆らった町人が悪役に殺される
  • 途方に暮れた町人の前に1人の凄腕賞金稼ぎが現れる
  • 町人が賞金稼ぎに復讐を依頼
  • 賞金稼ぎが話に乗り、凄腕のメンツを集める
  • 集まった凄腕は7人
  • 多勢に無勢の絶体絶命の戦い
  • 7人は町人の協力を仰ぎ、町全体で戦いの悪役を迎え撃つ準備をする
  • 決戦前夜の宴
  • 決戦当日

大枠はこんな感じ。この流れを見て分かる通り、大人気漫画『ワンピース』は毎回こんなような話を繰り返してる。それだけ親しみやすく・分かりやすく・面白くなりうる勧善懲悪の『王道』フォーマットだ。

 

日頃から映画や漫画に慣れ親しんでる人であれば、ある程度先が読めてしまう、なんてことないストーリーなんだけど、その中に細かく『アガるポイント』を押さえてくれているで、ちょこちょことツボを突かれ、最後まで飽きさせない作りになっていた。

『アガるポイント』も挙げだしたらキリが無いけど例えば、賞金稼ぎのサム(デンゼル・ワシントン)のお尋ね者殺しにイキッてた町人が逃げ出す中、1人ファラデー(クリス・プラット)だけは余裕で椅子に座ってるとか、

『死の天使』と異名を持つわりに、実際にはトラウマを抱え弱そうに見えたグッドナイト(イーサン・ホーク)に試し撃ちさせたら、腕は鈍ってなくて今でも現役バリバリだったとか、決戦前夜に『死』を恐れ逃げ出した1人が、後にピンチのタイミングで帰って来るetc.

本作はこの手の『アガるポイント』でさえ『お約束』の範疇。単純な僕はそんな監督の狙いに「やっほー!これこれ〜!こういう展開やシーンが見たいのよ!分かってんなー!」と終始無邪気に踊らされていた。 

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人によっては「新鮮味が無い」って人もいるだけど、この作品に関しては、リメイクってこともそうだし『お約束』の詰め合わせからも分かるように『決められた物語(演目)をいかにイイ感じ魅せられるか』の映画だと思う。

そして、その狙いが監督のアレンジや演出・キャストの演技力で上手く行っていて、分かりやすいように熱くさせられ、結果手に汗握るほど魅せられいた!

 

逆に考えれば『お約束』が多いとか『ベタ』に見えてしまうほど【七人の侍】【荒野の七人】から影響を受けた作品がこの世に多く存在し、またその作品を多くの人が観てるんだろう。振り返った時に元の作品の偉大さを感じさるリメイク作でもありました。

キャッチャーでライトなB級・C級な作品ばかり観てないで、これは元の作品をそろそろ観なきゃなと、そういう気持ちにもさせられました。

 

 

監督のアレンジとキャストのハマり具合

お約束やベタな展開を、魅力的に最後まで見せ切ったのは、フークア監督の演出や個性が光る豪華なキャスティングが上手く噛み合っていたからだろう。

まずはメインとなる7人のキャラを分かりやすくしたのが大きいんじゃないかな。オリジナル版は見分けが付きにくそうな似たような7人組だったのかま、本作は多人種でそれぞれキャラ分けがハッキリされていて、いかにも現代的。

【荒野の7人】版の7人

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【マグニフィセント・セブン】版の7人

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  1. 賞金稼ぎで冷静沈着なリーダーのサム(デンゼル・ワシントン)
  2. お調子者で酒飲みなギャンブラーのファラデー(クリス・プラット)
  3. 『死の天使』と恐れられた伝説のスナイパーのグッドナイト(イーサン・ホーク)
  4. グッドナイトに見出された凄腕ナイフ使いビリー(イ・ビョンホン)
  5. 未知数な流れ者のヴァスケス(マヌエル・ガルシア・ルルフォ)
  6. 自分の世界に入り込む熊おじさんのジャック(ヴィンセント・ドノフリオ)
  7. 部族からはみ出した戦士のレッドハーベスト(マーティン・センズメアー)

7人ともハマってましたね〜!調べたらオリジナル版と役名が違っていて、どちらかと言うと『リメイク』よりも『リブート』って感じなのかな。このためにバランス良く作られたキャラクター。

個人的には【トレーニング デイ】で共演を果たし、それぞれ同監督で単体の主演も務めたこともあるデンゼル・ワシントンとイーサン・ホークの共演が熱い!作中でも旧知の仲として久しぶりに再会を果たした時のハグに思わずグッと来てしまった。あれは完全にファンサービスでしょうね。ありがとう!

そのいい感じに枯れたイーサン・ホークとクールなイ・ビョンホンのホモホモしいイチャイチャ感とか、クリス・プラットも軽くてナルシストなんだけどちゃんと実力もあるファラデーの役がドハマりで、あ〜いう役をやらせたらピカイチだろうな。役の雰囲気からして【ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー】の好演をフークアが観たのかな?

しかも最後にファラデー魅せてくれましたね!あの展開こそ「よ、待ってましたー!」なお約束全開で最高!

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あと、冷徹無比な悪役ボーグを演じたピーター・サーズガードもナイスでしたね!『悪魔の銃』ガトリングガンを撃ちまくっている横で、静かにタバコを肺に入れる感じ、決して調子こかずに淡々と状況を見つめるあの顔!

ボスとしての佇まいや絶妙な配役含め良かったですね。【グリーン・ランタン】の時とは大違いな質の良いヴィランぷりでした。ピーター・サーズガードっていつもスティーヴン・ドーフに見えちゃうんだよな... 

7人に復讐を頼む町人代表のエマを演じたヘイリー・ベネットの乳も言わずもがな良い!あの服装、フークワ監督分かってんなー!彼女の存在でだいぶ漢臭さが和らいでましたね。

 

7人の強さを示す中盤のカチコミ展開や、町人にトレーニングさすくだりや戦いの下準備、戦いが始まって敵陣をできるだけ引きつける時の張り詰めた空気と緊張感、優勢から一転『るろうに剣心』ばりな『ガトリングガン』の登場で一気に形勢逆転する流れなど、諸々分かっていても面白いですね!

ここぞの場面での尺八?なのかな、和っぽい音を入れて来るあたりは【七人の侍】リスペクトだったりもするのかな。

 

ちゃんとガンマンの銃を撃つ『速さ』の説得力を見せてくれたり、迫力ある爆破&死の呆気なさとか、題材とキャスティングのフックアップ力然り、フークア監督だからこそ成し得た、安心して観れる良質なリメイク・リブート作だと思います。

 

 

まとめ

評価:★★★★★  最高!フォーー!

やっぱり多勢に無勢の命をかけた戦いは面白い!オリジナル版を観てなかった事で「あれが違う・ここが削られてる」などのノイズを感じずに楽しめました。お約束やベタを気持ち良く受け取ることで、先が読めてもちゃんと面白い!

普段『西部劇』に興味が無い人に『見てもらう』ってだけでも存在意義がある作品だと思います。タランティーノの【ジャンゴ】とか【ヘイトフル・エイト】の雰囲気、暴君を殺さねば映画【十三人の刺客】(リメイク版)などが好きな人だったら、間違いなくハマるんじゃないでしょうか。

[ 予告編 ]

www.youtube.com

 

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